浅草からの歌舞伎座。

こんばんは。

待ちに待った連休でした。

二日間を歌舞伎に捧げる(笑)

だいぶ前から決めていました。

国立劇場に本物のピコ太郎が登場した歴史的な日(笑)

私は浅草に住んでいる友人と浅草歌舞伎へ。

友人は楽しみにしてくれていて、

巳之助さんを未だに’ボンちゃん’と呼びます(笑)

２回目の第一部です。

舞台近くで観たくなり、一階席で楽しみました。

「吃又」の巳之助さん壱太郎さん夫婦の進化がすごい！

見つめ合うところなんて、本当に男女かと思った(笑)

’おとく’の壱太郎さんが教わった猿之助さんの枠を超えていました。

壱太郎さんの’おとく’になっていました。

猿之助さんを彷彿とさせるところも変わらずだけど、

前回より情に深く、又平が大好きで、悲しくて。。。

巳之助さんもさらに大熱演でした。

お芝居により緩急がついて、泣けるところ、楽しいところ、

心をゆっさゆっさ揺さぶられました。

土佐の名字に執着する気持ちが痛いほど伝わります。

二人は、お客の心を震う演技をする

似たタイプだなぁと感じます。

役の気持ちを’理解’ではなく’感動’できる。。

本人たちの心が動くからできると思っています。

その感動が、観る側の感動になるのかな。。と。

友人は号泣していました。

お話のすばらしさ、壱太郎さんのセリフがない時の表情、

巳之助さんの感情の爆発具合。。などなど興奮して話していました。

吉野山は、壱太郎さんの美しさにため息し、

巳之助さんの三枚目具合がアップしていて、

松也さんのカッコよさが一階席でよくわかりました。

でも狐忠信は猿之助さんが脳内を支配しているから、

すぐに絵が頭によぎってしまう(笑)

近くで見て気がついたのですが、

松也さんの動きが、猿之助さんより半テンポ遅いのです。

音に合っているのに不思議です。

私の体には猿之助さんのリズムが沁みついてるので(笑)

好みですが、その分ゆっくりに見えてしまいます。

でも猿之助さんが早いわけではないのです。

いろんな役者さんで観てみたいと思う。

松也さんのこれからも楽しみです。

幕間に初めて「梵」のヘレカツサンドをいただきました。

めちゃめちゃ美味しいではないですか！

友人と感動でした。また食べたい(笑)

終演後は、友人と別れ歌舞伎座へ。

夜の部を違う友人と楽しみました。

玉三郎さんに釘付けでした。

井伊大老を慕うお静が可愛らしくて。。。

なんでこんなに可愛いの(笑)

一方、傾城では凛としてかっこよくて、

舞台に一人なのに満開の花が咲き誇っているかのような空間へ。

ことあるごとにジワが起こりました。

観てよかった。

一人で「越後獅子」を踊った鷹之資さんにも感動でした。

こんなに成長して立派に歌舞伎座で魅せるなんてすごい。

「天王寺屋っ！」大向うもジンとしました。

そして、お目当ての「松浦の太鼓」

染五郎さんの進化がすごいです！

昨年巡業で拝見し、今月２日にTVの舞台中継で観ることができました。

きっと今も試行錯誤なさっているからだと思うのですが、

前回とも前々回とも印象が違いました。

チャーミングで素直だけど、ワガママで。

思ったことが顔に出る(笑)

さらに我慢できなくて言っちゃう。

表情がクルクル変わり、

左團次さんへのツッコミのタイミングが絶妙。

私が想う染五郎さん像の松浦候でした。

心根がまっすぐだからこそのおかし味。

染五郎さんは笑わせようとしているわけではなく、

松浦候を真面目に演じればこそのおかし味だと感じます。

でもまだまだ進化していくと思う。

この先ずっと演じていくお役ですから楽しみです。

今年初めての歌舞伎座でした。

掛け持ちの壱太郎さんと同じように移動して楽しみました。

疲れていない自分が怖い(笑)

二座ともに楽しませていただきました。

有難うございました。

まだまだ語りたいことはあれど。。。

明日はMYラストの新橋演舞場です！

aya。