六月三役。
こんばんは。
5月も無事に過ごすことができました。
有難うございました。
もうすぐ新しい月が始まります。
そして2日は歌舞伎座「六月大歌舞伎」の初日です。
猿之助さんは三役に臨みます。
昼の部の最初「名月八幡祭」の船頭三次は初役です。
笑也さん演じる芸者美代吉の間夫。
三次はどーしようもないヤツで借金いっぱい。
美代吉にお金をたかりに来るのです。
美代吉は自分の色だから断れない。
お金に困り、自分に惚れている新助にお金を要求する。
私は一度だけ観たことがあります。
福助さんの美代吉、又五郎さん(当時歌昇)の三次、三津五郎さんの新助。
とても悲しい話でした。
三次は深川芸者が虜!?になってしまう色男。
猿之助さんは粋で鯔背ないい男をどう演じてくださるでしょうか。
着流し姿かな。。ワクワクします。
新助役が松緑さんだから出たい!と思ったそうです。
二つ目は舞踊「浮世風呂」
澤瀉十種の一つです。お家芸。
歌舞伎座では16年ぶりの上演です。
今まで猿之助さん(当時亀治郎)は’なめくじ’役でした。
今回、歌舞伎座で満を持して三助政吉役。
三助は二回目のようです。
前回は2010年金丸座で、なめくじ役は壱太郎さん。
風呂屋の三助に恋をした’なめくじ’。
でも三助は気持ち悪がる(笑)
亀治郎時代の可愛らしい’なめくじちゃん’を写真で見たことがあります。
その姿を観たかったのですが(本人もそのほうがいいらしい)
猿之助さんが三助をせずに誰がする(笑)
今回のなめくじ役は種之助さん。
想像できないのですが、きっと可愛らしいに違いない!
何より若いし(笑)
新たなコンビ誕生なるか!?
約25分の短い舞踊です。
季節を考え、猿之助さんから提案した演目です。
そして、夜の部キリ「一本刀土俵入」
昼は立役ですが、ここでは女方。
猿之助さんはお蔦は3回目です。
初演は2009年浅草歌舞伎。
当時語っていたことですが、
2001年大阪で七世芝翫さんのお蔦を舞台袖から観ていたそう。
そして、浅草で演じる時に直接教えていただき、
七世芝翫さんに最後に教えてもらった役になってしまいました。
「薄情なところがいいでしょ。親切だけど情があっちゃダメな役だから」
芝翫さんのお蔦の魅力をこう語っています。
「助けたほうは全く覚えていないのに、
恩を受けた方は一生忘れずに恩返しする。。。」
私はこの言葉を胸に猿之助さんのお蔦を観てきました。
初演の浅草の茂兵衛は勘九郎さん(当時勘太郎)
2回目は巡業の襲名披露公演の時、茂兵衛は中車さんでした。
お蔦の子供役で巡業の時は猿くんがダブルキャストで出演でした。
今回は右近ちゃん。
今年に入って3回目の本興行ですね。すごい。
猿之助さんのお蔦がいよいよ歌舞伎座に登場です。
この日を待っていました。
ご本人も好きなお役と言っています。
ちなみに、お蔦の亭主’辰三郎’は松緑さん。
ここでは夫婦です(笑)
猿之助さん松緑さん夫婦の子供が右近ちゃん。。。。
すごく楽しみです。
昨年の6月は「四の切」で歌舞伎座初宙乗りでした。
あっという間の一年です。
三役それぞれの魅力を発見したい。
観劇が待ち遠しいです。
aya。
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