顔見世。
こんばんは。
9月がスタートです。
涼しいを超えて寒い一日でした。
カレンダーは猿之助さんの美坊主(笑)
偶然にも今月は染五郎さんが美坊主です。
早く観たいです。
歌舞伎座「秀山祭九月大歌舞伎」が初日です。
おめでとうございます。
初日恒例、歌舞伎座大間での二か月後の演目発表。
11月は「吉例顔見世大歌舞伎」
なんとワクワクする出演者、演目ではないですか!
猿之助さんはワンピースで新橋演舞場に缶詰です。
いつか11月の顔見世に登場してほしいです。
江戸時代、歌舞伎の一年は11月がスタートだったそうです。
当時、歌舞伎役者は芝居小屋と一年契約を交わしていました。
契約をした一年間出演する役者たちのお披露目が顔見世です。
現代では本来の意味が薄れ曖昧な感じです。
正直、今まではそういう雰囲気を感じたことはありませんでした。
でも今年の詳細を観て心躍りました。
昼夜6つの演目の主演に大看板が並びます。
まずは歌舞伎座初登場でしょうか?
「鯉つかみ」で染五郎さん!
ラスベガスの興奮を歌舞伎座で味わえるのかな。
本水はどのくらい使うのかも楽しみです。
「奥州安達原」袖萩は、
金丸座で猿之助さんの襲名公演で観た思い出の演目。
袖萩を雀右衛門さん。
安倍貞任を吉右衛門さん。
盲目の袖萩が雪の中、三味線を弾き語ります。
その情景の美しいこと。
「雪暮夜入谷畦道(ゆきのゆうべいりやのあぜみち)」直侍は、
今回初見になりますので楽しみです。
染五郎さんが素敵だったと聞いたので観たかったお話です。
直次郎を菊五郎さん。
三千歳を時蔵さんです。
「仮名手本忠臣蔵」五段目六段目。
早野寛平を仁左衛門さん。
おかるを孝太郎さん。
親子でなさるのですね。
仁左衛門さんの勘平は初めて拝見します。
猿之助さんが亀治郎の名でラストに演じたのが勘平でした。
猿之助さんは上方の「鴈治郎型」で演じました。
私は勘三郎さん菊五郎さん染五郎さん勘九郎さんなど、
江戸の勘平を見てきました。
当時は、漠然と見ていましたが、
仁左衛門さんの勘平はじっくり楽しみたいです。
「新口村」は藤十郎さんの忠兵衛、扇雀さんの梅川。
罪を犯した忠兵衛と傾城梅川は逃げられないと覚悟し、
雪の中、忠兵衛の父に会いに行きます。
東京ではあまり上演がありません。
歌舞伎座で藤十郎さん、浅草で愛之助さんで拝見しました。
夜の部キリは「大石最後の一日」
高麗屋三代が歌舞伎座で襲名前ラストの共演です。
大石内蔵助は幸四郎さん。
磯貝十郎左衛門は染五郎さん。
細川内記は金太郎さん。
大石が内記に言葉をかけるシーンが、
幸四郎さんと金太郎さんで叶うとは。
前歌舞伎座さよなら公演で初めて観た時、
この台詞劇に深く感動したのを覚えています。
その月は一日通して「元禄忠臣蔵」を上演し、
幸四郎さん仁左衛門さん團十郎さんが、
それぞれの演目で大石内蔵助を演じました。
私はどっぷり世界に入りこみ、
やはり夜の部キリに上演された「大石最後の一日」に号泣しました。
松の廊下の刃傷からのストーリーが一気に甦り、
幸四郎さんの言葉が深く心に刺さりました。
幸四郎の名でラストに観るお芝居が、
このお話だということに感謝します。
11月はワンピースの月でもありますが、
高麗屋三代の襲名前ラストの公演、
そして顔見世としても歌舞伎座を楽しみたいと思っています。
ワクワク。
aya。
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