エース!
こんばんは。
冬を感じた土日でした。
こんなに寒くなると思わないから、
ガーデン挙式やテラスを使った演出はお客様も大変だったと思います。
会場から会場への移動中、
Twitterで日刊スポーツの記事を読んで涙(笑)
ワンピースにエールを送ってくれている。
’猿之助無双’はとても感動した言葉でした。
メディアの記事は読まないけど、
友人が感動の面持ちでツイートしていたので読みました。
そして、2件目の司会が終了し帰り道、
猿三郎さんのblogにまた涙(笑)
優しいお人柄が伝わる語りは、
猿之助さんへの想いが溢れていて感動でした。
今日は一回公演でしたので、
多くの方がお見舞いに行き病室も賑やかだったでしょう。
とにかく暇。。。。
他には何か言ってないんかい!
とツッコミたくなるほど’猿之助さん暇してる’情報満載です(笑)
でも元気そうでなにより。
さて、初日のことも合わせて綴っていきたいと思います。
スーパー歌舞伎Ⅱワンピース。
初日を観て一番驚いた役者さんが平岳大さんでした。
初演時、二か月間の東京公演でエースを演じたのは、
福士誠治さんでした。
福士エースの進化を見て、
それまでの猿之助さんとの共演の絆もあり、
私は心底感動していました。
大阪で初めて平エースを観た時は、
失礼ながら、違和感を感じていました。
完成したカンパニーに途中から入ることは大変。
大阪から参加の右近さんは歌舞伎界の方だから、
違和感なく観られたのだけど。。。
大阪で1回、博多で2回拝見。
博多の時は違和感が私の中で取れて、
二か月間演じることのすごさを体感して、
すっかり平さんは私の中でもエースになりました。
しかし!!!
先日の初日にびっくり。
またまた進化しているではないですか!
猿之助さんがよく言っていますが、最初の’出’はとても重要。
その瞬間にお客をときめかせたり、
ハッとさせたりするのは役者の力量です。
私の業界でも’第一声’はとても重要です。
第一声で’おッ!’と思わせることができれば、
’今日の司会は聞いてやろう’になるのです。
平エースの登場がめちゃめちゃオーラ全開でした。
語るわけではないのに、姿を現しただけで空気が変わった。
一瞬にしてときめきました(笑)
続く猿弥ティーチもオーラがすごかったので、
二人の場面がとても濃厚になっていました。
カンパニーに溶け込むどころではなく、
むしろ引っ張っている感じすらしました。
この方の内なるものにはもっと何かがあるのかもしれない。
何より、こんなにエースに感情移入するとは思いませんでした。
福士さんの時から何度も観ていても、
私の中でこんなに深まったのは初めてです。
捕まっていろんなことに絶望的していた気持ちが、
命をかけて自分を助けにきてくれた白ひげ海賊団の皆を観た時に変化していく。
夢ではないのか。。。。呆然としていたのが、
だんだんと目が潤み、微笑みになっていくのです。
とても幸せそうに。
初日は間近で観たので心打たれました。
が。。二階から観てもその表情は心に届きました。
私はきっと平エースの後ろからセリ上がってくる海賊団に夢中で、
平さんの表情を観ていなかったのかもしれません。
福士さんは覚えていて、
平さんとは少し違う表情ですが素敵でした。
平エースのその笑みが、
その後の心理を説得力あるものにするのです。
オヤジである白ひげへの想いが爆発します。
嘉島サカズキに白ひげのことを馬鹿にされ、
挑発にのってしまい怒るエースはまさに炎のようでした。
そこからのマグマのシーンは、
嘉島さんとの役者対決かと思うほどすさまじい。
2年前より遥かに見応えがあり、息もぴったり。
’間’が絶妙で、息もつかせぬダイナミックさ。
そして、ルフィへの兄弟愛も強くなっていました。
今想えば、以前はどこか猿之助さんと平さん。。という見方をしていたかも。
それぞれ役の心を掴み、深まったからこそのシーンだと感動。
2年前と感じ方が違います。
平エースは登場からラストまで、
気持ちが繋がっていて、途切れない。
説得力があり私の心がすんなり共感してる。
存在感あるエース。
平さんってすごい。
立廻りもフラッグも、よりキレキレになってました。
そして初めて観た平シャンクス!
妄想していた以上にカッコイイ。
ルフィの憧れの存在という納得なオーラ。
「乗り越えろ!」
耳に残ります。
エースでのあの大立廻りの後、
早替りでシャンクスで上がってくるのは神業。
息は乱れていなくても汗びっしょりな姿に心打たれました。
平さんもどんどんハードになっていく(笑)
初日は平さんに感動の嵐でした。
そして、右近ルフィの公演を観たら、
平エースのオーラがさらに増し増しでした!
右團次さん笑三郎さん猿弥さん門之助さんや
浅野さんなどなど。。
初演からのベテランの皆様と同じ安心感で
若手4人を支えていました。
若手の進化に平エースがどう呼応していくかも
今後の楽しみになりました。
皆様もエースの表情にも注目してみてくださいませ。
aya。
0コメント