平成歌舞伎三十年博。

こんばんは。


今日は仕事の前に歌舞伎座ギャラリーに行ってきました。

「平成歌舞伎三十年博」が開催中です。


三期にわたり展示が変わるそうで、

現在は平成元年から10年間を振り返る展示になっています。


映像以外は写真撮影OK。

日曜だから混雑しているかと思いきや、

タイミングよく空いていました。


会場中央には’菊宴月白浪’の大凧がありました。

先代の猿之助さんが宙乗りで乗ったそうです。


ここはフォトスポットになっていて、

あたかも宙乗りしているように撮影できるのですが、

恥ずかしくてとてもできませんでした(笑)


奥の舞台は’獨道中五十三驛’の化け猫が登場するシーンです。

人形の猫が予想以上に大きい(笑)

当代猿之助さんの化け猫を思い出します。


スーパー歌舞伎「リュウオー」で、

先代が着たお衣装の展示もありました。

スーパー歌舞伎の台本の展示もあります。

ヤマトタケル初演時の台本のコピーがあり、

それは手に取って読むことができます。

内容の写真もOK。


人がいないことをいいことに、

読みふけってしまいました。


私がヤマトタケルを初めて観たのは、

2012年、当代猿之助さんの襲名公演です。


猿之助さんの瑞々しさにノックアウトされ、

初役なのに、まるで再演のようなフィット感に脱帽。


台本を読みながら、ドキドキが甦ってきました。

「人間の心の中に宝がある」

猿弥さん演じるヤイラムのセリフにどれだけ感動したか。

読みながら感動で泣けてきた(笑)


そして、何度も聞き、もっと聞きたいと思った

「天翔ける心、それが私だ」

ヤマトタケルのラスト宙乗り前のセリフ。


ワンピースで言えば、

宙乗り前の「エース!待ってろよ」の場面イメージ(笑)


初演時の台本には、なんとその言葉がありませんでした。

もっと生々しく’又戦おう’とか言ってる!

ちょっとショックでした(笑)


読んでいるだけで感動しすぎて、

心が戻ってこれなくなりそうになる。


また猿之助さんのヤマトタケルが観たくなりました。

今の猿之助さんならどんなふうに

「天翔ける心、それが私だ」と言うのだろう。


ヤマトタケルの精神は、ワンピース歌舞伎に受け継がれています。

展示を見ることができてよかった。

甦ったトキメキをそのままにワンピースを楽しめそうです。


叶う方はギャラリーで台本を手に取ってみてください。


思い出に浸れた時間でした。

有難うございました。




aya。





aya's lounge

歌舞伎に出合って 何だか人生変わりました。

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