SWITCHインタビュー 達人達。

こんばんは。


三連休初日はお休みでした。

司会や法要の支度をして過ごしました。


夜はゆっくりTVを満喫。

BSで寺嶋眞秀くんのドキュメントを見て、

成長ぶりに感動しました。


そのあと、先ほどEテレで猿之助さん出演の

'SWITCHインタビュー 達人達’を楽しみました。


製硯師の青柳貴史さんとの対談です。

硯(すずり)職人さんです。

今年1月に’情熱大陸’に出演なさっていました。


猿之助さんはリハビリ中に存在を知り、

「家宝になる硯を作ってほしい」と依頼したそう。


そして、今回の対談です。


猿之助さんがいつもより普通の人に見えました(笑)


テレビで長く話す猿之助さんを久しぶりに拝見しましたが、

やはり以前とは変わったなぁという印象でした。


語り口が優しくて、穏やかで。。

今までは、話しながら動いたりして少し落ち着きがないイメージでした。

とてもリラックスしていたけど、目は好奇心丸出しの子供のようだった。


でもそれは青柳さんだったからかもしれないし、

たまたまだったのかもしれない(笑)


青柳さんのオタクっぷりに(ご本人が認めてます 笑)、

わからない~と楽しそうに連呼する猿之助さんが面白かったです。

話を聞いている猿之助さんの集中具合もすごかった(笑)


青柳さんの質問が新鮮で惹き込まれました。

歌舞伎をご覧になったことがなく、

御園座ワンピースが初歌舞伎。


楽屋で素直に感想を言ったり質問したり。

猿之助さんが嬉しそうな感じがして、こちらも嬉しい。


メディアのインタビュアーも見習ってほしい(笑)

一つの道を巧みに進んでいる同士の話は、

職種が違ってもどうしてこう面白いのか。


物づくりをしている方らしい質問だなぁと思ったのは、

最高傑作で見えた景色は?というようなこと。


猿之助さんいわく、

最高傑作は今はまだない。

ただ、「四の切」の時に初めてお客が消えた。

役になっていたからだと思う。

でもその瞬間はすぐに消える。

消えてしまうから、また見たい。

無いから。。残らないからまたやる。


このような話を以前も本人が言っていような気がするけど、

今の猿之助さんの語りのほうが心に沁みました。


そして、泣けたのは、

事故を経験して’人生が輝いた’と言った時の表情。


この言葉と表情に何だか打ちのめされました。

だから付いて行きたい、見ていたいと思わせる。

憧れる。


早く大阪に行きたい(笑)


青柳さんの硯愛がものすごくて、

それを楽しんでいる猿之助さんがツボでした。

この方だから硯をオーダーしたのだと納得です。


猿之助さんに’危険な人’と言わせる強者。


オタクからの話の流れで、

悦に入ることは危険、と。

その人のセンスでバランスをとっていくのが大事。。

みたいなことを言っていたのが腑に落ちました。



お二人の話を聞いていると、

一つのことを工夫して極めようとする人生が

羨ましくなりました。



「何で猿之助さんの舞台を観て、こんなに心揺さぶられるのだろう」

という想いは、猿之助さんその人に興味を抱かせます。


演技や踊り、声から感じる猿之助という人間が好きになる。

私なりのセンスでファン道を極めてみたくなりました。



楽しい対談を有難うございました。




aya。



aya's lounge

歌舞伎に出合って 何だか人生変わりました。

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