秀山祭九月大歌舞伎。
こんばんは。
台風一過の青空が広がりました。
歌舞伎座「秀山祭九月大歌舞伎」昼の部を観てきました。
福助さんが舞台復帰なさる「金閣寺」
ニュースやSNSなどで様子は知っていたけれど、
ご本人を目の前にするとやはり全く違う感触。
雪姫を初役で演じる児太郎さんが想像以上に素敵で、
こんなにリアルに感じて、のめり込んだ金閣寺は初めてでした。
その熱演があるからこそ、
ラストのほうで登場する福助さんへの想いが爆発しました。
お父様の福助さんがお休みしていた約5年間。
児太郎さんがどれだけお稽古をしてきたのか、
まわりの役者さん方が良い方向に導いてくださったのか、
お弟子さん方が力強く支えていたのか、
そして、ご贔屓の皆様が温かく見守ってきたのか。。
私にはとうてい考えが及びませんが、
今日の雪姫を拝見し、児太郎さんが魂をこめて、
それら全部に恩返ししているように感じて感動が止まりませんでした。
抑えた演技の中に、とても熱いものがありました。
こんな児太郎さんを観たのは初めてでした。
福助さんのお顔、お声は変わりなく、
何だか艶やかで若々しく思いました。
あぁ。。福助さんだぁ。
一気に当時が甦ってきて泣けました。
梅玉さん彌十郎さんをはじめ、
幸四郎さん坂東亀蔵さん松緑さんなど、主要なお役の皆さん。
橋之助さん福之助さん。
そして脇を支える成駒屋のお弟子さん方。
芝翫さんがいたら。。とも思いましたが、
気持ちは届いていますね。
なんて温かみある一幕だったでしょう。
猿之助さんの舞台復帰を想いました。
猿之助さんは私の’生きる力’です。
だから、お返しをしたくて客席から精一杯の応援をします。
もし、猿之助さんの生きる場所が舞台の上というなら、
その力になれるよう拍手を送りたい。
福助さんがお客の拍手を浴びて、
ますます元気になることを願っています。
何だか逆に元気をいただいてしまったけど。
ものすごく嬉しい一日でした。
有難うございました。
感想はゆっくり綴ります。
aya。
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