お土砂。
こんばんは。
3日は国立大劇場、博多座が初日でした。
おめでとうございます。
国立は観に行く予定なので楽しみです。
有名な天一坊事件を観てみたいと思いました。
右近ちゃんも出演です。
さて、初日の法界坊の興奮ですっかり忘れていました。
歌舞伎座1月の演目と主な出演者が発表になりました。
猿之助さんが夜の部キリにご出演です!
「松竹梅湯島掛額(ショウチクバイユシマノカケガク)」
年始早々、幸四郎さん七之助さんと一緒ではないですか!
でも七之助さんがいらっしゃる。。ということは、
猿之助さんは立役なのだと瞬間思いました。
外題を見ても話がピンときませんでしたが、
調べて思い出しました。
吉右衛門さんが白い砂をかけまくっていたお芝居(笑)
この白い砂は「お土砂」
人にこのお土砂をかけると’ふにゃふにゃ’になっちゃう。
記憶では、芝居の登場人物だけではなく、
附け打ちさんや、幕をひく大道具さん、
さらに、歌舞伎座劇場案内係りの方が登場してかけられ、
全員がふにゃふにゃ柔らかくなるという(笑)
お土砂を楽しそうにかけていた吉右衛門さんを思い出します。
そのお役を猿之助さん!
お茶目な紅屋長兵衛になること間違いなしですね。
ちなみに’お土砂’は、
密教で土砂加持を行う清められた白い砂。
亡くなって硬直した体にかけると柔らかくなるそうです。
お芝居の中では、生きた人間にかけるわけです。
それに七之助さんが八百屋お七。
幸四郎さんが小姓吉三郎。
美男美女カップルではないですか!
最初の「吉祥院お土砂の場」では猿之助さんが大活躍。
次の「四ツ木戸火の見櫓の場」では
七之助さんがお七を人形振りで踊ります。
欲を言えばこの踊りを猿之助さんで観たかったなぁ。。
実際、2006年に吉右衛門さんの紅屋でお七を演じているようです。
時が経ち、紅屋のほうを演じることになるなんてびっくりです。
あ、でもお土砂の場面もかなりユーモラスなので期待してます。
このお役も、今月の法界坊も型は違っても
猿之助さんが継いでいくのだと感動しています。
年明けから猿之助さんに会えるとは嬉しいです。
それに昼の部では福助さんと芝翫さんが共演なさいます。
兄弟共演が叶います。
息子の児太郎さんは新橋演舞場出演です。
これで1月興行が全て出揃いました。
何だか一年があっという間です。
その前に!
今月の法界坊を盛り上げます。
歌舞伎美人に初日の様子が掲載されました。
猿之助法界坊のカッコイイこと!
よくぞこのお写真を載せてくださいました(笑)
生で見たら鳥肌ものの美しい形。
もちろんこれだけではありません。
歌六さんとの立ち廻りは長丁場でこれぞ歌舞伎!なのです。
三津五郎さんがおっしゃっていた「肉体の芸術」という言葉を想う。
猿之助さんそのものが歌舞伎なのだと改めて感動でした。
そして、いつの間にこんなに心身ともに準備していたのだろう。。
といつもながら心憎い(笑)
猿之助さんの新たな一面が見られます。
是非、歌舞伎座へ。
歌舞伎美人はこちらから。
aya。
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