歌舞伎納め。
Merry Christmas。
来年6月猿之助さんの出演情報が発表になりました。
三谷幸喜さんが歌舞伎座で新作歌舞伎を上演することになり、
猿之助さんが参加することがわかりました。
まるでクリスマスプレゼントのよう(笑)
幸四郎さん愛之助さん、そして白鸚さんの名前があり、
三谷さんに縁の深いメンバーが集まるようですね。
今や立役、女方、両方を兼る猿之助さんですから、どっちも観たい!
それに早替りや宙乗りも入れてくれないかな(笑)
でも、見たことがない猿之助さんも観たいです。
歌舞伎座完全完売になったら嬉しい。
私の夢です。
さて、今日のお昼は「神田松之丞の会」のチケットを無事にゲット。
やはり瞬殺でびっくり。
1分くらいで売り切れたのではないでしょうか。
来月は私の好きな話がかかるので楽しみです。
講談デビューする友人も一緒の予定です。
その後は歌舞伎座夜の部へ。
今年の歌舞伎納めをしてきました。
クリスマスということもあり、
お客はクリスマスカラーのお洋服やアクセサリー、
着物の帯にサンタ模様の方もいらっしゃいました。
私もクリスマスカラーのワンピースで出かけましたので、
何だかウキウキする観劇になりました。
歴史的な瞬間でした。
想像を遥かに超えた梅枝さんの阿古屋。
私は玉三郎さん以外の阿古屋を初めて観ました。
とても古風で風格があり、
玉三郎さんより余裕がない分、
張り詰めた空気が凛として、清々しさすら感じました。
とうとうこの日が来たのだなぁ。
梅枝さんの今までを知らないけど感動でした。
さらにびっくりしたのは胡弓の音色。
三曲の中のラスト。
渾身の想いをこめているのがヒシヒシと伝わって、
胸がいっぱいになりました。
胡弓を演奏している時が一番美しく見えました。
梅枝さんが一生演じていくであろう阿古屋を
観ることができて幸せです。
今月、児太郎さんは観ること叶いませんでしたが、
いつか必ず拝見したいです。
また、聞いてはいましたが、
予想を遥かに超えすぎたのは玉三郎さんの岩永です。
登場した瞬間、人的重さを全く感じない恐ろしさ。
さらにここまで玉三郎さん自身のイメージを変えてくるとは。
会場のザワつき具合がすごいです。
私も変な声が出たし。
女方の気配を微塵も感じさせず、
表情と関節は完璧に人形なんです。
だからこそ、阿古屋はより美しく、重忠がひたすらカッコイイ。
彦三郎さんの重忠は、ますます温かくて素敵になっていました。
こういうお役をもっと観たいです。
いろんな意味で歴史的瞬間でした。
楽しかったです。
「あんまと泥棒」の進化がすごい!
中車さん松緑さんの距離が明らかに縮まっていました。
猿之助さんより相性がいいかも。
松緑さんの人が良いのが笑えちゃうのです。
だから中車さんの怪演が活かされているというか。。
何度も観ているのに笑えました。
「傾城雪吉原」は玉三郎さんの新作舞踊。
これはある意味ご馳走ですね。
あの岩永が傾城ですから(笑)
幕開きの風景がたまらなく美しい。
雪の降り方も美しい。
ライティングなど演出に拘りを感じて、
玉三郎さんワールドに浸りきっていました。
一年の歌舞伎納めにふさわしい幕切れに感謝。
キラキラした余韻でした。
終演後は、大間を通り正面玄関から外へ。
今年もたくさん楽しませていただいた歌舞伎座にも
「ありがとう」と気持ちを送りました。
幕見席はどれも立ち見で盛況でした。
こうでなくっちゃ。
来年も歌舞伎座からスタートです。
有難うございました。
aya。
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