二人の弁慶。
こんばんは。
先日、久しぶりにスープカレーを楽しみました。
GINZA SIXの裏のほうにある「イエロー・スパイス」
野菜がゴロゴロ入ったカレーがお気に入りです。
大満足でした。
吉右衛門さんが三日の休演で復帰なさいました。
おめでとうございます。
大事に至らずよかった。
代役を務めた幸四郎さん松緑さん、
歌舞伎の未来にどんなに安心できたことか。。
歌舞伎ファンとして感謝です。
最近、姪のことやら、久しぶりにする司会のことやらで
お陰様で忙しくしています。
涼しくなってくると、
仕事帰りの友人との美味しいもの探しも楽しい。
友人たちのお陰で、
大笑いをすることが増えました。
これも感謝です。
さて、勧進帳のお話を少し残しておこうと思います。
仁左衛門さんの弁慶は初めて拝見しました。
それもそのはず11年ぶりだそうです。
2008年4月、歌舞伎座で務めていらっしゃいます。
富樫は勘三郎さん、なんと義経は玉三郎さん!
ちなみに太刀持ちは鶴松くんだっとようです。
この年の夏に歌舞伎に出合ったので、
残念ながら観ていません。
私が一番多く拝見している弁慶は團十郎さんです。
そして、團十郎さんの舞台をラストに観たのが弁慶でした。
この時の團十郎さんは風邪をひいていて、
声がかなりかすれていたのを覚えています。
でも、今日は風邪気味の弁慶なのだと楽しんだ思い出があります。
他には、白鸚さん、海老蔵さん、幸四郎さん。
仁左衛門さん弁慶は、
常に理知的でかっこよかった。
失礼な言い方かもしれないけど’かっこいい’
富樫たちの全てが、
弁慶の計画通りに進んでいるような感じ。
隙がなく、義経を守ることだけに集中し、
それでも表情は優しくもあり、
弁慶の大きくて温かな人柄が伝わってきて感動でした。
今まで拝見したどの役者さんとも違う弁慶。
もっとお若い時も観てみたかった。
いろんな弁慶に会えることが、
歌舞伎の醍醐味の一つです。
今月のもう一人の弁慶は幸四郎さん。
初役で務めた時から時々拝見してきました。
何だかこみ上げるものがあって胸が熱くなりました。
仁左衛門さんと同じお役を交互に演じることは、
どんな気持ちなのでしょう。
まして今回は、
仁左衛門さんの弁慶の時には富樫を務めています。
目の前にもう一人の弁慶がいる。
幸四郎さんの弁慶は、
今までで一番大きく見えました。
幸四郎を襲名して初めて弁慶を演じた時の感動が甦ります。
緊張感に溢れ、果敢に吉右衛門さんの富樫に向かっていく幸四郎さん。
経験は宝。
観るたびに観たくなり、未来が楽しみになる。
愛嬌があって、頼れる感じがする幸四郎さんの弁慶が好きです。
大らかという点では幸四郎さんの弁慶のほうが好みです。
滝流しも観ることができて、
今回はよりお得感があり楽しかったです。
仁左衛門さんから幸四郎さんへ。
伝わり、繋がっていくものがあるのだろうな。
今月はそういう感覚を生で体感させていただきました。
そういう歌舞伎が羨ましい。
公演はあと4日。
まだご覧になっていない方は是非。
有難うございました。
aya。
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