祈りが力に。
こんばんは。
昼夜、結婚披露宴の司会を務めました。
夜の方の新郎は九州出身でした。
九州からの出席者の方も多いのに、
ゲストがとても盛り上げてくださいました。
でも、来ることができなかった友人もいて、
私はその方のスピーチを代読しました。
今できることを一生懸命するしかできないから、
九州で友の幸せを願っているその方の想いを読ませていただきました。
ラストに新郎が熊本地震に対しての想い、
そして東京まで来てくださったことへの感謝を話し、
聞いていて胸が熱くなりました。
結婚式を行うか直前に悩んだそうです。
でも、東京に着いたよ!という連絡が続々届き、
皆さんに背中を押されたと言っていました。
こういう時にお祝い事を行ってもいいのだろうか。
結婚式も悩むのです。
そして、博多座で公演している猿之助さんも、
上演するかどうか悩んだと聞き、胸が締め付けられました。
Twitterや今日の昼に観劇をした方の話では、
ワンピース上演前に猿之助さんがルフィ姿で登場し口上を行ったそうです。
様々な葛藤の末、みんなで話し合い、上演を決めた。
不適切な箇所があるけど、演出は変えない。
自分たちにできることは演じることだけ。
淡々と続けることが、いつかすごい力になる。
盛り上がり、楽しむことが祈りになる。
笑って泣いて楽しんで、祈っていただきたい。
それが力になりますように。
一部抜粋ですが、そう口上をして幕が開いたそうです。
そして、猿之助さんと言えば募金です!
早速、幕間に募金箱を持って客席をまわる迅速さ。
多くの役者さんもお役の拵えのままで、
開演ギリギリまで各階をまわったと知りました。
さすがおもだか屋!
役者さんが募金箱を持つことで、金額が全く違ってきます。
こういう役者さんの努力は必ず実を結びます。
金丸座のこんぴら歌舞伎でも、
鴈治郎さんをはじめ役者さん方が拵えのままで募金を呼びかけました。
歌舞伎座も明治座もしてくれると嬉しいけどな。。
博多座は完売なのに空席が目立ったそうです。
来ることができなかった方がたくさんいらっしゃる。
猿之助さんはお客様に「来てくれて嬉しい」とおっしゃったとか。
そして、来ること叶わない方の想いとともに、
日々淡々とやることが大事とおっしゃった。
猿之助さんはブレない。
いつもそう。
励ましたいのに励まされる。
勇気をくださる。
私もできることを頑張ろうと思いました。
熊本、九州の皆様を想い、
明日も心をこめて司会をします。
今こそ手と手を繋ぐ時。
多くの祈りが生きる力になりますように。
aya。
2コメント
2016.04.18 06:34
2016.04.17 22:47