大千穐楽の余韻。
こんばんは。
猿之助さんはお仲間と海外なのですね。
Instagramのストーリーズに空港で満面の笑みの猿之助さん。
とっても清々しい笑顔。
またストーリーズをアップしてくださると嬉しいな。
さて、昨日の大千穐楽の余韻に浸っています。
私はロスにはならない(笑)
人それぞれ思い出のシーンや瞬間があると思います。
思い出が重なり宝物になっていく。
昨日は私にも心にそっとしまっておきたい瞬間があり、
新版オグリの幸せな余韻を楽しんでいます。
それにしても冒頭の笑也さんのギャグ!?には笑いました。
「何を言う、早見優」
お客「。。。。」の後に爆笑でした。
一瞬、何が起きたかわからなかったです(笑)
でもそのお陰で、千穐楽の寂しい気分が吹き飛びました!
面白い予感しかない(笑)
どちらかというとシリアスな話なので、
ワンピースの時のように皆が弾けない中、
笑也さんはやり続けてくれました。
目が離せなかったです。
また、照手が父親に「好きな人ができました!」
と告白する場面。
ここはいつからか猿之助さんはじめ小栗党のメンバーが、
コメディな演技をするようになっていました。
照手が告白した瞬間、
照手に恋心を抱いている猿弥さんを
猿之助さんたちが「!!!」みたいな目で見るのです。
猿之助さんがまさか自分のことと思わず、
猿弥さんを真面目に凝視するのがめちゃめちゃ笑えました。
猿之助さんって真面目にやればやるほど可笑しい。
照手が「オグリ様です!」
で全員が「えー!!!」となるのがより効果的になり面白かったです。
浅野さん笑三郎さん夫婦の七三でのやり取りも千穐楽version!
昭和のメロドラマ風な作りになって、
とうとう笑三郎さん自ら「さちこ」と名乗ってしまった。
濃かった(笑)
若手もすごかったです。
玉太郎くんは全力で踏み込みすぎてよろけていました。
玉太郎くんだけではなく、
福之助くん、男寅くん、竹松さん、皆が全力でした。
初日とは別人のような進化です。
本水で一番エキサイティングだったのが嘉島さんの黒姫!
若手に負けない身体能力で舞台の段差を飛び跳ねて降りてきた。
と思ったら飛び跳ねて上がっていった(笑)
トランポリンでも仕込んであるかのよう!
もう人間技とは思えない。
殺陣も今まで私が観た中で一番早く、
もう最高に盛り上がりました。
石黒さんの女方もキャラが変わっていて、
博多座がとても楽しみになりました。
一人一人書きたいくらい全員が素晴らしい気迫でした。
はしごのてっぺんは山口さんでしょうか?
目の前で拝見し、大興奮しました。
そして、初日から一番進化をしたのは新悟さんではないでしょうか。
初日から素敵でしたが、
こんなにも言葉に愛が溢れる役者さんになるとは思わなかった。
(ごめんなさい)
そのくらい、ひと言ひと言に心で泣きました。
今思い出しても泣ける。
猿之助さんとバランスがどんどんよくなったのは、
愛を感じる言葉だからなのかも。
素直に人を信じる心が、照手の真心となり、
言葉や所作になっていました。
だから猿之助さんの演技も変わっていったのか。
猿之助さんの演技で新悟さんが変わったのか。
照手姫は新悟さんの当たり役になりますね。
猿之助さんはオグリと同化しているようでした。
最初から楽し気に見え、
一幕はニコニコしているようにも見えました。
三幕では絶叫に近かった独白が、
じんわり浸透していくような語りになり、
静かに泣いていました。
この日のオグリが最高に好きでした。
宙乗りで近くまで来た時は興奮しました。
翔んでいる猿之助さんはやはり誇らしい。
照手と再会のシーンの優しいこと!
照手が自分の前に現れるまで、
目を閉じて溢れる想いをこらえているよう。
現れると目を開け、自然と笑顔になる。
二度と会うことはないと絶望したのに、
こうして会える幸せをかみしめている姿に
胸がいっぱいになりました。
奇跡って起きるのだな。
お芝居なんだけど。。
信じる力は真になるのだと泣けてくる。
二人が見つめ合うシーンは感動でした。
そしてフィナーレ。
観たかった景色は、
猿之助さんが笑顔で会場いっぱいに輝くリストバンドの光を見ている姿。
千穐楽とあり、たくさんの光がキラキラしていました。
私の位置からは全体の輝きも見えましたし、
猿之助さんの笑顔も見えました。
お客さんが楽しそうな様子も感動でした。
私も思いっきり楽しみました。
やっぱりスーパー歌舞伎Ⅱの千穐楽は楽しい。
この想いがまた次回へと続いていきます。
また観たくなっちゃうのですよね。
これだから猿之助さんはやめられない(笑)
気持ちを博多座へ繋ぎます。
幸せな余韻です。
猿之助さん、出演者の皆様、
裏方スタッフ、関わった皆様に感謝。
有難うございました。
aya。
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