新春浅草歌舞伎「仮名手本忠臣蔵」

こんばんは。

阪神淡路大震災から25年が経ちました。

TVで見た火災の映像を覚えています。

忘れてはいけないことだと思っています。

さて、浅草歌舞伎の第二部

「仮名手本忠臣蔵 祇園一力茶屋の場」のこと。

松也さんの大星由良之助はとても大きな人でした。

想像以上で楽しかったです。

何と言っても華があり、

登場すると会場の雰囲気が明るくなりました。

声に艶もあって風格もありました。

10年20年後、経験を重ねた時も楽しみだなぁと。

寺岡平右衛門の巳之助さん、

お軽の米吉さんの兄妹には魅せられました。

巳之助さんは豪快で愛嬌があって情に厚い。

猪突猛進型だけど、巳之助さんはすごく優しさが溢れていました。

妹とのやり取りは癒されました。

お軽の米吉さんもよかった。

可愛らしくて、見ているこちらが笑顔になってしまう。

巳之助さんに甘える感じがいいし、

夫のことを気にする時の恥じらいが可愛かったです。

巳之助さんと米吉さんの兄妹。

歌舞伎座で観てみたいと思いました。

驚いたのが、

大星力弥の橋之助さん。

前の演目の荒々しい風情とは対照的。

若衆姿が美しかったです。

あまり拝見したことがない姿だったので、

新鮮で目が釘付けでした。

歌舞伎座で何度となく拝見したこの場面ですが、

正直、絵本太功記の後は体力的に大変でした(笑)

それでもこの世代が演じることの面白さで、

退屈することなく楽しむことができました。

未来、同じメンバーで見る日がくるといいな。

待っています。

有難うございました。

aya。