極まる。
こんばんは。
今月の猿之助さんを見納めてきました。
何だろう。。。
今までと違う感覚の感動でした。
今日の猿之助さんは眩しかった。
舞台に根が生えているかのごとく地に足がつき、
その姿に揺るぎない芯というか信念を感じました。
千穐楽を明後日に控えた今日は、
きっとリピーターも多かったと思う。
上を見上げれば幕見席は立ち見までいっぱい。
猿之助さん團子さんが登場する前から、
劇場内に気が渦を巻いているような異常な空気感でした。
その空気を割って進むように猿之助さんが登場。
お客の興奮が静かに高まっていくのがわかりました。
猿之助さんは変わった。
本人は変わっていないと言い張るかもしれない。
けど、見るたびに眩しい。
連獅子では毎回感じていました。
お客の気をその体で受け止め、
どんどんオーラ全開になっていくのです。
こんなに美しく強く、そして優しい猿之助さんは初めてかも。
いつの間にか歌舞伎座の舞台が小さく感じるようになっていました。
舞台上の全てが極まっていました。
今の猿之助さんが一番素敵です。
やはり團子さんには目が行きませんでした。
あ、でも花道の後ろ向きに下がる場面は、
距離がのびていたように思います。
もったいないけれど、
それだけ猿之助さんから目が離せませんでした。
私も変わったのかもしれないなぁと思いました。
仔獅子が這い上がってきた後の、
猿之助さんの踊りに自然と涙が溢れてきました。
この踊りをどんなに大事に思っているか。。
そして猿之助さんの体と心が踊りと一体化して、
何だかとても幸せそうに見えたのです。
勝手な妄想ですが(笑)
そういう猿之助さんを見て、
嬉しい気持ちが溢れてきました。
今、本当に幸せだな。
毛振りは見事に二人がシンクロしていました。
とても美しく雄大。
途中で高速になることはなく、
ラストまで綺麗だったので、これもいいなと。
そして、幕切れの猿之助さんのお顔が最高でした!
やっぱりあのお顔が好き。
万雷の拍手を全身で受け止めている時。
亀会の時がシンクロしました。
舞台写真を記念に購入しました。
このラストシーンを選びました。
今月は15:00~15:30まで
チケットを持っていなくても売店に入ることができます。
今日は昼の部「素襖落」を幕見してから、
売店でゆっくり写真を選び、夜の部へ。
すごく充実した一日でした。
有難うございました。
中村屋兄弟にも泣きました。
そのお話はまた次に。
aya。
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