救い。

こんばんは。


夕景が綺麗でした。


東日本大震災から9年です。

忘れてはいけないことの一つです。


あの日、レストランで打ち合わせ中でした。

シャンデリアが天井に付きそうなほど180度に揺れ、

電信柱がゆらゆらしているのを見て呆然としたのを覚えています。


今思うと夜に走り始めた地下鉄のすごさ。

そのお陰で途中まで電車で進めて、

その後、長時間歩きましたが帰宅することができました。


たまたま家が近いスタッフがいて、

二人で歩いたことはとても心強かったです。


道中、多くの方が玄関先に出ていらして、

アメをくれたり、飲み物をくださったり、

お手洗いをどうぞ使ってください、と札を持っていたり。


どんなに有り難かったか。


深夜なのに国道が渋滞で車が動かず、

ライトが眩しかったのも忘れられません。


TVから流れてくる東北の景色に無気力になりました。

今でも頭から離れません。


何かできることはないか、とか、

仕事は再開するのか、とか。

とにかく懸命に何かを探していました。


そんな気持ちを救ってくれたのが歌舞伎でした。


3月中に新橋演舞場が再開しましたが行けず、

4月に観に行けた時はすごく癒されました。


不断の生活から離れ、自然と笑顔になれました。

何より、変わらずそこに役者さん方がいてくださったことが

安心に繋がりました。


そして5月、明治座で亀治郎さん2回目の’四の切’に癒されました。

だんだんと救われたのです。


今年もまた幕が上がらない3月を過ごすことになるとは。


猿之助さんが発信し続けてくださっていることがどんなに嬉しいか。

素敵な景色や、絶妙な言葉たち。


今日、ストーリーズで紹介していた文章は、

猿之助さんも賛同しているのだなぁと感動でした。


免疫力をつける=気分をよく保つ

前向きな明るい気分が一番のワクチン


明るい思いやりの気持ちがこの社会の閉塞感を救う

などなど


当たり前の生活を過ごせていることに感謝しよう。

改めて考え、少し落ち着きました。

また救われた。



そして、ワイドショーを見るのはやめようと思う(笑)

心が疲れてきました。


早くオグリが観たいです。




aya。




aya's lounge

歌舞伎に出合って 何だか人生変わりました。

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