YouTubeでオグリ 1

こんばんは。


昨晩は猿之助さんの発信に救われました。

猿之助さん流の寄り添い方が好きです。


只今無料配信中の「新版オグリ」南座version。

再生回数がすごいです。


フルバージョンが58000回超え!

ハイライトエディションが25000回超え!

パチパチパチ。


映像を観た友人同僚が感想を送ってくれるのも嬉しい。

東京でしか見ていない人や、オグリ自体を観てない人。


驚いたはオグリを初めて観て泣いたとラインしてきた同僚。

相模国の横山あたりに住んでたことがあって、

てるて幼稚園があったの!と興奮してた(笑)


その照手姫がそこにいると思ったら泣けたらしい。

東京で観ればよかったと言ってました。


今日も散歩から帰るとオグリ三昧です。


博多公演を観ていない人は驚いたと思う。

私も博多で観た時はびっくりし過ぎて大興奮でした。


大胆にいろんな場面をカットした分、

繰り返しに思えた言葉やシーンがスッキリして、

言いたいことがストレートにドンと響いてくる感じではないですか?


この躊躇ない変化が猿之助さんならでは面白いのです。

お客の反応も加味しつつ、

例えその反応が良くても悪くても。。

さらに良い部分を際立たせるためには削ぎ落していきます。


でも逆に延びる場面や足されるシーンも出てくるからすごい。


’高橋くん’なんて東京ではこんなに登場してなかったし(笑)

博多で増えたことにびっくりしたけど、

さらに南座では馬に乗って宙乗りしちゃうとは想像してなかった。


博多の時もリストバンドの説明をしていたけど、

南座の映像versionは号泣してしまいました。

映像を超えて気持ちが届いた。本当に感謝です。


劇場が変われば芝居も変わる。


冒頭の提灯の灯りのつき方がより幻想的になっていたと思う。

各所の立ち廻りが少し変わっていました。


映像では見えなかったけど、

鬼鹿毛の場面は博多からダブル附け打ちでした。

音を聞いていると今回もおそらくそうかな。


福之助くん鷹之資くんの

フラッグのフォーメーションが変わっていました。


それにしても若手の進化がすごい!

博多で観たのは2月9,10日。


二人のフラッグが力強くキレキレになってる!

若いってすごい(笑)


鷹之資くんの全体の進化も引き込まれました。

2月からチーム入りして、私が見たのはまだ早々の頃。

こんなにもキャラが立ち、踊りも六方も目がいく存在になるとは。


もちろん福之助さんも然り。

東京の初日は立ち廻りの大胆さ、かっこよさに驚きました。


二か月間でさらに魅せる殺陣になり、

博多ではもう安心感しかなかった。


歌舞伎役者さんの殺陣が大好きなので見逃せませんでした。


そうしたら!

なんと南座では花道の立廻りが増えてるではないですか!

しかも長丁場!何回リピートしてここだけ見ていることか(笑)


ワンピース歌舞伎当時から、

花道の立廻りはそれぞれ大好きでした。


福之助くんのアクションチームとの絡みがサイコーです!

いやいやいや、これは花横で見たかった。


しかも山口さんの花道バク転が復活!

(花道をバク転しながら引っ込むのです)

巳之助さんのボンちゃんの六方を思い出します。


撮影のアングルが素敵過ぎて、

山口さんがかまえる姿が懐かしくて嬉しかったです。


ワンピース歌舞伎初演時を思います。

隼人さんが福之助くんのように立廻りシーンを担当していました。

二か月間でものすごく進化していったのと同じ。


猿之助さんはこういうことを想定しているのだろうか。

いつも不思議。

若手はみんな、見事に期待に応えていくから。


玉太郎くんの立廻りは博多から増えていると思うけど、

梯子も立廻りも安定感が増していてすごい。


なんといっても独白の場面が東京の頃の感じと全然違う。

感情がどんどん高まっていくのと同時に

観ているこちらも気持ちが入りこんでしまう。


男寅くんが一番キャラと一体化したかも。

自然体に見える演技がとても際立っていて素敵です。

貴重な存在。


六方が見せ場の一つ、と何かで本人が言っていたような気がします。

なかなか本興行では観ることできないので皆様も注目してください。


三幕の猿之助オグリと照手のシーンは、

博多からセリフが落ち着いたように思う。


猿之助さんの言葉の力。

聞けば聞くほど沁みてくる。


2月に聞いた状況と、今。

観る側の心によって違った印象にもなるから新鮮です。


そして、芝居の力。


三幕に入ってからラストに向けて、

グーッと感情を持っていく。


照手との約束が希望の光差す道となる。

再会で喜び合う姿は幸せそのもの。


大切な人との約束は生きる道をつくるのだなぁ。


初演時から猿之助さんもかなり進化して、

私はさらにオグリが好きになりました。



まだまだ観よう。





aya。






aya's lounge

歌舞伎に出合って 何だか人生変わりました。

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