納涼納め。
こんばんは。
歌舞伎座「八月納涼歌舞伎」はあと5日。
私は今日が見納めでした。
先輩と二部に行ってきました。
昨日、会えなかった’まやさん’にも無事に劇場内で対面!
久しぶりで感激して、感想も話して、15分の幕間では足りない(笑)
旅行のお土産もいただきました。
元気そうな笑顔に癒されました。
さて、噂では昨日も撮影カメラが入っていたと聞きましたが、
今日もたくさん入っていました。
花道の横や二階席まで。
心なしか獅童さんが大人しかったような(笑)
弥次喜多もこれで見納めかぁ。。。とちょっと寂しい。
毎週観ることができましたが、今日が一番あっという間。
それはそのはず、またものすごくテンポアップしてた(笑)
初日のバタバタが懐かしい。
撮影が入っていたからか(笑)
基本に戻ったかのように、
先週のイタズラ等々はクールダウンしてました。
でも染五郎さんはちょいちょい違う動きをしてました。
この方は常に面白いことを実践してくる。
染五郎さんの本来の意味での破天荒さに比べて、
猿之助さんは段取り通りにキチンと組み立ててる。
そして、気がついたのは、
弥次喜多二人のキャラクターがはっきりしてきたこと。
表情、言葉、歩き方に至るまで。
おそらく今が完成形なのかと。
初日とは比べものにならないくらいのコンビ感(笑)
漫才を見ているような絶妙な間です。
好きな場面で、亀蔵さんと二人のシーンがあります。
追いかけて来る亀蔵さんを観て隠れる二人。
去ろうとする亀蔵さんが急に振り返ると、
二人が慌ててまた隠れる。
これが絶妙なタイミングで隠れるから可笑し過ぎて(笑)
亀蔵さんの動きもめちゃめちゃ可笑しいのです。
今まで一回の振り返りだったのに、二回になってた。
レベルアップ!
金太郎くん團子くんコンビもさらによかった。
動きや言葉に気持ちが入っているのがすごく伝わりました。
團子くんは喉が強そうです。
大きな声が劇場中響きました。
声で言うと、猿之助さんは三か月無事に保ちましたね!
すごいことです。
今日も言葉を解りやすく抑揚をつけていて、
よく聞き取れました。
そして、毛振り!
今までblogで触れてきませんでしたが(笑)
やはりここが一番テンションが上がるシーンです。
染五郎&猿之助で毛振りなんて、この先あるのでしょうか?
そのくらい貴重です。
お顔が弥次喜多なのが残念と言えば残念ですけど(笑)
先週より回していたような。。
回転が速すぎて、会場のボルテージが上がります。
ここは本気(笑)
でも、あの猿之助さんのコケ方も本気(笑)
今日は二人で鬘を飛ばしてましたけど、
初日は猿之助さんだけ、先週は染五郎さんだけ飛ばしてた。
どれが本当?どれがパプニング?
ハプニングといえば、その存在自体がハプニングな出飛人獅童さん(笑)
弥次喜多に張り合って、鬘でものすごい回数の毛振りしてました。
可笑しかったのが、大岡伊勢守で登場した時も、
出飛人と同じように前髪を首を振ってなびかせる仕草!
前髪無いのに(笑)
花道で1回したのを逃しませんでした。大爆笑!
壱太郎さん新悟さんにも釘づけでした。
初日以来、どんどん存在が大きくなっていきました。
初めは模索中。。という雰囲気でしたが、
演技もだいぶ変化して個性が光っていました。
笑いもかなり起こるようになったし。
これからも猿之助さんと絡んでほしいです。
そして、宙乗りも見納め。
花火で打ち上げられるのは、
十返舎一九の逸話からでは?という話を聞きました。
調べると、一九は遺言でこう言っていたそう。
「自分が死んだら着物は変えずそのまま火葬にしてほしい」
その通りにすると、棺から花火が上がり、まわりを驚かせた。
一九は、花火を内緒で仕込んでいたそうです。
これは逸話なので真か嘘かはわかりません、
そしてここからの発想なのか真実はわかりません。
でも、夏と言えば花火、花火で一九と言えば。。
となったかもしれません。
一九の洒落の上をいく、幸せな洒落。
「また、お会いいたしましょう!」
猿之助さんのこの言葉が嬉しくてたまりません。
ラストはいつも希望で幕が下りる。
また会いたいです。
たくさん笑って幸せでした。
私のまわりのおじ様たちもみんな笑ってました。
こんな歌舞伎座初めてでした。
有難うございました。
この余韻を胸に、先輩とディナーへ。
Monsoon Cafeでクールダウンです。
先輩も面白かったと言ってくれました。
まだまだblogで余韻に浸る予定です。
aya。
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