お初。
こんばんは。
納涼歌舞伎はあと4日。
無事に全員でゴールしていただきたいです。
応援しています。
今日はあるblogを見て懐かしい光景が浮かびました。
ふうせんさんに教えていただいた「木挽町日録(歌舞伎座筋書より)」
過去の筋書を通して、歌舞伎等を綴っていらっしゃいます。
役の見比べとして「鏡山旧錦絵」の召使’お初’が取り上げられました。
このお初は、私が亀治郎さんで拝見し、猛烈にハマったお役。
ものすっごくかいつまんで筋を話すと、
主人の敵を討つ召使の話。(笑)
召使 お初を亀治郎さん、主人 尾上を時蔵さん、
敵の岩藤を海老蔵さんでした。
2008年9月新橋演舞場の公演です。
その年の8月に「亀治郎の会」で心掴まれた私は、
翌月にどんどんヒートアップしていきました。
亀治郎さんは、歌舞伎座で’おりょう’、演舞場で’お初’と’かさね’
ひと月に3役を演じていて、どの役も虜になってしまいました。
演舞場には、ヒドイ時は週5日いたこともありました(笑)
いま考えると仕事してたの?と自分でも不思議です。
次の日も観たくて観たくてたまりませんでした。
今日のお初はこうだった。。と一人楽しんでいました。
お初は、小柄で勝気な亀治郎さんにぴったりでした。
尾上への忠義がまっすぐ現れていて、
尾上が自害し、その後の悲しみは心にどんなに沁みたことか。
敵を討つ決断をする場面は、
心で’がんばれ’といつも応援してました(笑)
大柄な海老蔵さんとの対決は健気で健気で。
「木挽町日緑」には、
筋書の写真で’お初’役の役者さんを振り返っています。
でも亀治郎さんは演舞場だったので載ってない、残念。
芝翫さん玉三郎さん勘三郎さん菊之助さん。。等々。
皆、拵えは同じでも、それぞれで面白いです。
で、岩藤を團十郎さんが何度か演じているのがわかりました。
岩藤という役は、立役が務める女性のお役。
そして、実は私が拝見した2008年の時は、
本来、海老蔵さんではなく團十郎さんだったそう。
白血病再発で海老蔵さんが代役になったと。
知りませんでした。。。
本当は亀治郎さんのお相手は、團十郎さんだったのですね。
今想うと、観てみたかった。
でも團十郎さんは復活し、
後に猿之助襲名公演では共演を観ることができました。
そして、先月の海老蔵さんとの対決。
これだけガッツリ組んだお芝居は8年ぶりでした。
とても感慨深いです。
「鏡山旧錦絵」は、亀治郎さんがご出演の時以来かかっていません。
書いてあるとおり、そろそろ本興行で観たいです。
できれば、猿之助さんのお初で。
あぁ、でも今の猿之助さんなら’岩藤’かな。。。(笑)
今日は仕事の合間にそんなことを巡らせていました。
よろしければ「木挽町日緑」をお読みになってください。
aya。
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