夜話雑感。

こんばんは。


昨日は子供に縁があった一日でした。


’歌舞伎夜話’の前に姪とデートをしました。

姪の小学生になって初めての夏休みもあと少し。

金太郎さん團子さんと同じように、

宿題がちょっぴり残っているようです。


「ファインディング・ドリー」が観たいと言われ、

待ち合わせをしてパンケーキの朝ごはん。

伯母は甘いのだ(笑)


ドリーを前のめりに楽しむ姪。

手を口に当てたり、声を出したり盛り上がってました。

私も入りこみ(笑)、親の愛情にほろっとしました。

タコのハンクの声を上川隆也さんがしていて嬉しかったです。


絵を描くことが好きな姪にカラーペンをせがまれて、

好きなカラーを選ばせてバラで大人買い(笑)

ここでも甘い私。

親には怒られそうだから、私の家に置いておき、

遊びに来て描くそうです。


絵と言えば、金太郎さん團子さんも絵を描く話が出ました。

学校の美術部では油絵オンリーで、歌舞伎絵を好んで描く。


金太郎さんは、染五郎さんが弁慶を初役でなさった時に、

弁慶を描いてプレゼントしたそうです。


こういう感性は、すごいなぁ。。と思います。

普段から触れているからか、まわりの大人の化粧を見ているからか。。

二人の絵に関する話ぶりが、ごく自然なのが感心します。


子供らしかったり、大人顔負けだったり。

’今’の二人に会えたことは本当に貴重だったと思います。


金太郎さんはシャイで微動だにせず、

うなずくか、じっと悩む姿が多かったのが印象的でした。

だからこそ、笑顔や嬉しそうな顔、照れた顔をした時はお客も嬉しい。

もうそれだけで華がある。やはり主役の器を感じます。


團子さんは、正直もっとおしゃべりなのかと思っていました。

でも、二人に聞かれたことは金太郎さんに’どお?’と視線を送ったり、

実際に聞いたりして、勝手に話すことはありませんでした。


調子に乗らないように気をつけていたのかもしれませんね(笑)

自分の短所を人前でしっかり発言できるところ好きです。

聞く人のことを絶えず気遣い、言葉をわかりやすく、

そして、反応に応えて補足したりするのは末恐ろしい。


あのサービス精神に、おもだか屋を感じる(笑)


猿翁さん猿之助さんの子供の頃を実際に知らないけれど、

話に聞く猿之助さんの幼き頃を想像してしまいます。


父である中車さんのことを「細かすぎる」と言ったお顔は、

猿之助さんを想いました。

猿之助さんは中車さんのことを「心配性」と言ってましたっけ(笑)


中車さんの怒る姿や顔芸のマネをしたり、

’黒塚’や’四の切’のフリを一瞬して見せてくれた時は感心しました。

そっくりだし、リズム感や緩急が抜群!


この人は、将来どんなふうに私たちを楽しませてくれるのだろうか、

とてもワクワクしてしまいました。

四代目もうかうかしていられないのでは?(笑)

團子さんにも、主役の器を感じました。


将来、二人で自主公演をしてくれたらいいな。

チケット取れないくらい人気になるでしょうね。

團子さんが物販に立つ姿が目に浮かぶ(笑)


戸部さんが「20年後くらいに二人でドリフをやってほしい」と言ってました。

金太郎さんはドリフファンですから。

「松の廊下」のコントが好きだそうです。

やってほしい(笑)


「東海道中膝栗毛」では、染五郎さん猿之助さんから戸部さんに、

ドリフをやりたい!と要望したそうです。

わかっていても脚本の戸部さんから聞くとリアルで嬉しい。


公演中は、加藤茶さんも観に来てくださり、

染五郎さんに「どんどん使ってほしい」と言ってくれたとか。

逆輸入成功ですね。

猿之助さんもさぞ嬉しかったのではないでしょうか。


猿之助さんを観続けることが夢の一つではありますが、

金太郎さん團子さんの成長を観ることも夢に加わりました。


ますます歌舞伎が好きになった昨日の夜話でした。


有難うございました。



aya。

aya's lounge

歌舞伎に出合って 何だか人生変わりました。

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