秀山祭。
こんばんは。
今日は歌舞伎座「秀山祭九月大歌舞伎」昼の部を観てきました。
夜は司会事務所のみんなでビアガーデン。
一日フルで遊びました。
今月は両花道。
「碁盤忠信」でも一度使用します。
三階からの眺めはとても素敵で美しかったです。
これを見ているだけで心癒される(笑)
劇場は、日常から離れ、夢の世界に誘ってくれます。
一番好きな場所。
染五郎さんの荒事は凛々しくて、
ご自身で復活させたお家芸がとうとう歌舞伎座で。。と感慨深く。
菊之助さんのチャーミングな微笑みにノックアウトされ、
又五郎さん錦之助さん彌十郎さんに笑わせていただきました。
そして、なんといっても吉右衛門さんの大蔵卿に心奪われました。
何度も拝見している大蔵卿です。
吉右衛門さんでは3回目です。
前にも書きましたが、
大蔵卿の初見は猿之助さんが亀治郎の時に演じた浅草でした。
吉右衛門さんの出にびっくりしました。
私の記憶はおぼろげですが、今までと明らかに違う大蔵卿。
阿呆のふりをして生きなければならない悲しさが、
満面の笑みを観たら心に迫り、胸が詰まりました。
確か、前回までは吉右衛門さんの出に笑っていたような気がします。
言葉では何とも表現しづらい感覚。
人がいくことのできない境地に行ってしまったというか。。
大蔵卿への最大の思いやりを感じるというか。。
今までは、大蔵卿の孤独を強く感じていたけど、
大蔵卿が運命を受け入れる覚悟をし、
人生を楽しんでいるようにも感じました。
だから悲しいだけではない、
それを越えた明るさがありました。
観ることができてよかった。
心から思います。
今は余韻で胸がいっぱいです。
感想はゆっくり綴ります。
aya。
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