大向う。

こんばんは。


台風の影響で大雨の東京でした。

午後、用事を早々に済ませ帰宅しました。


出先でユーハイムを発見し、

久しぶりに「フランクフルタークランツ」を買いました。

今ではケーキ屋さんで見なくなったバタークリーム。


年に一度くらい無性に食べたくなります。

日持ちするし500円税別!自分へのご褒美です。

ちょっとづつ楽しみます(笑)


さて、歌舞伎が恋しい今日この頃。

先日、大向うの会「大阪初音会」の岩城会長が亡くなったことを知りました。

失礼ながらお名前は聞いたことはありますが、

どんなふうな大向うだったかはわかりません。

おそらく歌舞伎座他でその声に出逢っていたとは思うのですが。


blogなどで役者さん方や歌舞伎ファンが、

会長さんへの想いを綴っているのを読みました。

役者さんだけでなく多くの人に愛されていたのだなぁと感じました。


大向うは歌舞伎の醍醐味の一つだと思っています。

初めて聞いた時は、後ろを振り返った(笑)

’本場’のすごさを体感した時は鳥肌が立ちました。


そして、観劇経験が増えてくると、

生意気にも好みが出てきました。


今日の大向うはいいな~♪

そんな日はとてもHappyです。


役者さんのためにかけている声は気持ちがいい。

私も役者さんに何かできないかという気持ちで観ているから。


変に抑揚がついたり、語尾が伸びたりは好きではありません。

これは全くの好みです(笑)


声が小さかったり、セリフにだだかぶりだったり。

役者さんのためにかけているのであれば、これは違うと思う。


これは大向うをかけた経験がないから言えるのかもしれません。

私の仕事もそうなのですが、

万人の好みにハマることなんてできませんし。


でも、気持ちは通じるのだと思うことがありました。


先月の歌舞伎座「東海道中膝栗毛」でのこと。

ほぼ新作ですし、テンポ早いし(笑)

正直言うと、大向うさんの困惑ぶりが伝わりました。

セリフの応酬が続くから難しそうでした。


弥次喜多2回目の一階席で観劇時、

「おおっ!」と思った大向うさんがいました。

あまり聞き覚えがなかったので、

’東京にも’こういう大向うさんがいるではないかと感動でした。

その日のblogにも’大向うさん有難う’と書いてる(笑)


’東京にも’と思ったのは、

博多座で聞いた「飛梅会」の皆様の大向うで感動したのと

同じ感動だったからです。


ストレートな言葉で、はっきりと聞こえ、

おもだか屋一門には名前でそれぞれかけていました。

とても思いやりに溢れたかけ方でした。


そしてびっくり!

博多のずんこさんに、

それが飛梅会の会長さんだったことを教えていただきました。


もしや。。とは思っていたけど、

リスペクトしている大向うさんで弥次喜多が観ることできて嬉しい。


こんな偶然があるとさらに歌舞伎が面白くなってくる。

求めていると引き寄せるのだなぁと感じます。

今までの8年間の歌舞伎座で聞いているかもしれないけど、

私の耳と心が進化したのかもしれません。

ご縁に感謝。


会長さんと直接お話をした時を想い出すだけで、

私のファン魂に火が付くのです(笑)

それくらいエキサイティングな時間でした。


大向う。。いつかかけてみたい。

決して気持ち良さそうという意味ではなく。


扇雀さんがblogでおっしゃっています。

「大向うは大事な歌舞伎の演出、

我と思う方は是非かけてみてください」


女性でもいいのだなぁと思うけど勇気がないです。

でも後世に繋いでいくためには、

男女関係なくなる日がくるのかもしれない。


私は猿之助さんのために、

どう応援していきたいのだろう。


今はこのblogからだけですが、

もっと広げていきたいです。



aya。

aya's lounge

歌舞伎に出合って 何だか人生変わりました。

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