客観視。

こんばんは。


一段と寒くなりました。

秋を超えて冬を感じました。


今日は仕事の合間に家に帰りTV鑑賞。

「スタジオパークから こんにちは」に釘付けでした。

猿之助さんが生放送のゲスト出演です。


内容に触れますのでご注意を。



清水ミチコさんがナイスでした~♪

猿之助さんのことがだんだんわかってくると、

「よくいけしゃあしゃあとそんなこと言えますね(笑)」

とツッコんでくれた!


そうそう、そういう変人扱いしてほしいんですよ、私は(笑)

これには猿之助さんも、絶対喜んでた。


最初はちょっと緊張気味だったかもしれません。

失礼ながら、歌舞伎界のプリンスだったんだ。。と思い出したくらい、

言葉使いや物腰、すべてがスマートでした。

これが猿之助さんの公!?のお顔なのだと惚れ惚れします。


導入部分は、ファンにとってはいつもの話。

プロフィールや子供の頃の映像など。

スーパー歌舞伎の話題は必須です。


新しいものをやるには、古いものを知らなければ。

いつもおっしゃることです。

だから、新作に取り組むのは今のほうがまし。。と。

ワンピースに挑んだのも、歌舞伎の命を長らえるため。

猿之助節が続きます。


もちろんラスベガスネタも必須。

尾上右近くんがVTRでコメントを寄せていました。


そして、もう一人、VTRで登場したのが三谷幸喜さん。

猿之助さんのことを「ひどい男」とコメント。

いつもの「本」ネタをひとしきり話し、

猿之助さんがいかに酷いかと力説。


ミチコさんも、それはひどい!と(笑)

ここからミチコさんのツッコミが、

ちょいちょい面白くなっていきました。


三谷さんの登場で、おすまし気味だったのが、

大爆笑するたび崩れていった(笑)


三谷さんが猿之助さんを評価しているところは?

という三択で答える質問がありました。

これは三谷さんが以前からおっしゃっています。

コメディアンのセンスがある、と。


昨日の記事で話しましたが、

猿之助さんの面白さってものすごいのです(笑)

でも本人は「真剣にやっているのに笑われる」

といつも言うのですよね。


コメディセンスがある人は「客観視できる人」

自分を引いて見ることができる。

世間を引いてみる。

どっぷり自分に浸るのではなく、

全てを客観視することから笑いが生まれる。

三谷さんはそうおっしゃっていました。


歌舞伎では時々「離見の見(りけんのけん)」という話が登場します。

もちろん猿之助さんの話の中にも。


これは世阿弥の言葉。

演者が客観的な目線をもち、あらゆる方向から自身の演技を見る意識のこと。

独りよがりにならないように。


三谷さんが登場する数分前にも、

偶然にこのような話を猿之助さんはしています。


三谷さんは、猿之助さんは全てを客観視できる人、

そこをコメディアンの要素として評価していました。


でも、猿之助さんの「離見の見」の心は、

笑いを生むためにしていることではないですから(笑)


たまたま合致しただけかと。。

そして三谷演出でその突出した客観視できる才能を見抜かれ、

コメディのセンスを引き出してもらいました。


その後、演じた「麻阿」だって「キャタリーナ」だって、

真剣に演じれば演じるほど面白かった。



自分を、もう一人の自分が、

淡々と冷静に遠くから観ているのです。

というか観ようとしている。


もしかしたら台本もないのに、

もう自分のエノケソが見えているのかもしれない。。

とさえ妄想してしまう。



質問に答える猿之助さんは、一つもブレていなかった。

個人的には、ルフィの宙乗りのポーズが嬉しかったです。


スーツ姿がガレリアの館長を思わせる(笑)

’歌舞伎役者’市川猿之助を見せていただきました。


健康が大事。

もう、これも定番(笑)

久しぶりの猿之助節に幸せなひと時を過ごせました。

明日も頑張れます。


有難うございました。



aya。

aya's lounge

歌舞伎に出合って 何だか人生変わりました。

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