初日のお席。
こんばんは。
初日の余韻に浸っています。
夜の部の終演が21:20と長丁場の新橋演舞場。
昼夜観劇するのは体力的にダメージが大きいので(笑)
あまりしたことがないのですが、
思い切って昼夜通してよかったと思いました。
猿之助さんが全てに登場したら、
今も全く疲れないことがわかりました(笑)
初日らしくロビーも賑わい、飾りも華やか。
ここ数年は劇場が一番お正月気分を味わえます。
番頭席にはお着物姿の奥様方が花を添え、
あっちこっちで関係者と思われる皆様がご挨拶。
TVなどで観たことがあるお顔もちらほら。
開宴少し前に到着し、知人に会ってからお席へ。
昼の部は二階席右側最前列から楽しみました。
すごく舞台が近くて、舞台寄りですと花道揚幕まで見えます。
三階席と二階席左側は最前列であっても、全く花道が見えません。
ここを選ぶ時は、花道が綺麗に全部観たいのと、
宙乗りラインの全貌を横から観たい時です(笑)
お陰で三人宙乗りの全部が綺麗に見え楽しめました。
もちろんデメリットもあります。
舞台上手が見切れるため、義太夫さんたちが全く見えません。
ちなみに猿之助さんに関しては全て見えました(笑)
そして、当たり前ですが、斜めから観るので、
正面に向けたフォーメーションは少し残念です。
役者さんは正面に向けて決まる時が多いから、
立ち廻りなどは三階の正面がいいと思うこところもありました。
幕間には一階席のザワザワした様子がよく見えますし、
三階の鳥屋を見ながらお席で食事するのも恒例になり(笑)
ノンストレスなお席でした。
昼夜の間は、劇場内のロビーで知人と過ごしました。
スタッフの方がいらしてチケットをきってくださいます。
ゆるい糖質制限中なので昼の食事は、
持参した低糖質パンで過ごしました。
でも今日は特別!夜はお弁当を買おうと決めていました。
開場時間に販売開始16時に売店に行き、一番乗り(笑)
1800円の襲名記念のお弁当に惹かれましたが、
1500円の歌舞伎弁当にしました。
ご飯が他より少なめだから(笑)
美味しくいただきました。
お弁当は時に完売するので、
早めに購入なさることをお勧めします。
写真のとおり、夜は一階席前方でした。
黒塚を初めて間近で観ることが叶いました。
ただ、黒塚は猿之助さんが全体の細かなところまで拘りがあり、
それが全て楽しめなかったのが残念です。
二景の岩手の影が全く見えない。。。
舞台上にあるもの、聞こえるものが、全て黒塚の世界観。
でもどのお席でも見えない部分が必ずあります。
そこは猿之助さんを観て、
想像を膨らませて観る面白さがきっとあるはず。
私のお席からは、猿之助さんの目線、息を感じることができました。
鬼女になってからは、踏ん張る時にかなり大きな声を発していました。
ライティングが、より緩急がついたように思います。
明るさと暗さのコントラスト。
あぁ。。でもあくまでも感覚です。
それに曲がダイレクトに体に響いてきました。
これまでに増して大好きになりました。
音、世界の広がりを感じる。
立て三味線を務める稀音家祐介さんと猿之助さんの息。
やはりこのお二人はすごいです。
血が体中をぐるぐるします。
三景では、傳左衛門さん傳次郎さん傳十郎さんが登場。
歌舞伎座と掛け持ちなのですね。
傳十郎さんの笛の音にしびれました。大好きです。
尺八の方もよかったのですが、
藤原道山さんが何日か出演されるようです。
聞きたいけど日程が発表になっていません。
音楽が上から覆いかぶさってくるような壮大な感じでした。
猿之助さんの拘りだと思うこと。
「黒塚」に限り、幕開きに遅れると入場できません。
また、二階三階の花道モニターも映りません。
その甲斐あって、素晴らしい世界観です。
静寂が、山深いリアルな安達原に誘ってくれました。
神聖とか神々しさとかでは全くなく、
岩手は一人の寂しい老女だったように思います。
だから一層切ない。
岩手が躍る時の影も是非観てほしいので、
初めてご覧になる方は2階以上からも観てほしいと思います。
今までずっと三階で見てきた私なので、今回は新鮮でした。
それと襲名披露の演目である「錣引」
右團次さんのお弟子さんの、
右左次さん(元喜之助さん)と右田六さん(元喜美介さん)が、
花道で右團次さんと三人で立ち廻る姿に泣けました。
さすがの身体能力でカッコイイ!
これは間近で観ることができて幸せでした。
口上では右近ちゃんが目の前でした。
キュンキュンしっぱなし(笑)
猿之助さんが、右近ちゃんが昼の部で、
早替り宙乗りを立派に務めた報告をしました。
ちょっと誇らしそうでした。
一階席ならではな体験がたくさんできました。
有難うございます。
皆様もそのお席ならではの楽しみ方で、
素敵なひと時をお過ごしくださいませ。
aya。
0コメント