小万。

こんばんは。


プレバトに出演の右近くんの素の反応が可愛かったです。

絵も生け花も素敵でした。


私は昨日が仕事はじめで、

姪との時間も復活していつもどおりの生活です。

週末の三連休はいきなり司会なので準備も始めています。


さて、今も新橋演舞場の猿之助さんの余韻でいっぱいです。

たくさん書きたいことはあれど、

小万を演じたの笑三郎さんが素敵だったので綴ります。


夜の部「義賢最期」は調べたら、観るのが5回目です。

3回は愛之助さん、海老蔵さんは2回目です。


正直最初は話に興味が持てませんでした。

興味を持ったのは「義賢最期」の続きである「実盛物語」を観てからです。


平家全盛の時代、源氏一族の義賢の子がまわりに守られ誕生します。

子供は木曽義仲です。

平家を倒すべく都に攻め込んだ武将です。


義仲の父、義賢とそのまわりの人たちのお話。


「義賢最期」の義賢を観ていると、

子供の義仲の気性がいろいろ想像できます。


義賢が屋敷に一人残ってみんなを逃がし、

’生まれてくる子供に一目会いたかった。。’

海老蔵さんの真に迫った演技に泣けました。


「実盛物語」で義仲は無事に誕生するのです。


二つの話に登場する’小万’という女性が好きだなぁと思う。

それは演じていらっしゃる役者さんのお陰です。


笑三郎さんで拝見するのは2回目です。

その他、梅枝さん壱太郎さん門之助さん。

門之助さんは8年以上前なのでほぼ記憶がないのですが。。


猿之助さんも亀治郎時代2010年金丸座で演じています。

観たかったな。。


小万は義賢の奥さんではなく、

源氏方の下部折平実は多田蔵人という偉い人の奥さん。

折平は中車さんです。


小万は息子がいて、百姓の父と三人で

いなくなった旦那様の折平を探しに義賢の屋敷にやってきます。


父は市蔵さんです。

子役さんが可愛らしくてお上手でした。

このお爺さんと孫ペアの立ち廻りが必見です(笑)


小万はとにかく強い(笑)

戦って戦って、最期に義賢の側にいる人。

源氏の白旗を託される重要人物です。


笑三郎さんはマリア様のよう。

戦い傷ついた義賢を介抱する姿が慈悲深く見えました。


舞台に近いところで見ていたので、

目の前で義賢と見つめ合う様子に切なくて悲しくて。


LOVEではないのです。

死を覚悟した義賢への想い、

笑三郎さんの寛大さに海老蔵さんが救われていくような。


娘としての健気さもあり、母性のような感じもあり。

とっても惹きこまれました。


実際の舞台は荒々しくて、

海老蔵さんの義賢が想像以上に大きいのですが、

笑三郎さんがお芝居をくるんでいるような感覚でした。


この続きの「実盛物語」では、小万は死んでしまいます。

白旗を持った腕を切られ、その腕をくっつけると一度生き返る。。。。

そんな奇跡を魅せてくれる情が深い女性です。


そして、実は小万は平家方の一族だったり、

小万の子供、太郎吉にもドラマティックな展開が待っています。


二つの場面通してカッコいい。

笑三郎さんでよかったなぁと思いながら観ていました。


叶う方は是非、ご覧くださいませ。



aya。


aya's lounge

歌舞伎に出合って 何だか人生変わりました。

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