友情の物語。
こんばんは。
無事に1月のお仕事が終了しました。
日曜は休憩が取れず、帰宅も12時近くになりました。
久しぶりにハードでしたが、
猿之助さん方のハードな’おもだか屋稽古’の様子に、
負けていられない!とパワーが湧きました。
さて、猿之助一座はいよいよ博多上陸です!
私の遠征はまだまだ先です。
それまでここから応援していきます。
★話の内容に触れますので、
まっさらな気持ちでご覧になりたい方はご注意ください。
3日初日の「二月花形歌舞伎」
猿之助さんが座頭を務めます。
昼の部に「男の花道」「艶姿澤瀉祭(はですがたおもだかまつり)」
夜の部に「雪之丞変化」
「艶姿澤瀉祭」はレビューだそう。
平さんがフラメンコを踊ると発表がありました。
他のメンバーは???
まさか猿之助さんはフラメンコではないと思うけど、
役者の皆様にはなかなか過酷なことになっているみたい。
宙乗りまで大サービスしちゃう!
昼夜にわたり翔ぶわけですね、猿之助さんは。
客席がノリノリになるほどのレビューにしてほしいな。
ワクワクします。
「男の花道」「雪之丞変化」は昭和の時代劇です。
歌舞伎として公演です。
歌舞伎役者が歌舞伎の手法で演じます。
観ると印象はTVで観る時代劇のような感じです。
猿之助さんの真骨頂。
女方だからこその世界観です。
四代目が歌舞伎の中に新たに確立して、
繋げようとしている二つの演目です。
両方とも主人公は’歌舞伎の女方役者’です。
でもストーリーが違えば、
こうも違うのかというほど似て非なるもの。
「男の花道」は男の友情の物語。
上方歌舞伎女方の加賀屋歌右衛門は目を患います。
目がほぼ見えないことを隠していたのに、
歌右衛門の芝居を観た眼の医師 土生玄磧は見抜きます。
失明寸前になり、死ぬほどの想いの歌右衛門。
江戸への道中、歌右衛門一座と偶然にも土生が同じ宿に泊まり、
二人が出会ったことから土生に手術をお願いすることになります。
そして、目が見えるようになるのです。
歌右衛門は恩を感じ、二人の間に友情が生まれます。
それぞれ江戸で大成することを誓って別れます。
4年後、二人は、役者として眼医者として大成しています。
ある時、土生が窮地に立ち、一刻を争う事態に。。
歌右衛門に手紙を出して呼び出します。
その時、歌右衛門は舞台出演中でした。
手紙を読んだ歌右衛門は。。。。
今回、土生玄磧を演じるのは平岳大さんです。
カッコよすぎて、友情ではなく愛情に見えてしまうのでは!?
と思ってしまうくらい、まず二人並んだビジュアルが楽しみです。
色々、調べていて笑ってしまった事実があります。
映画で歌右衛門を演じた長谷川一夫さんのお相手が、古川ロッパさん!
三谷さんがうかんじゃいました(笑)
猿之助さんが歌右衛門を演じるのは3回目です。
平成22年に御園座で、平成27年に明治座で上演しました。
私は明治座で初見でした。
大衆演劇風の化粧の美しい猿之助さんにドキドキしました。
御園座の時とは、化粧が地を変わっていると
写真家の齋藤さんに教えていただきました。
そして、猿之助さんは、この作品で有名な長谷川一夫さんの芸を、
竹三郎さんから教えていただき演じています。
ラストの黒のお着物は長谷川さんのもの。
今回もお召になるのでしょうか。
見せ場はたくさんあり過ぎるのですが、
目に包帯をしたまま三味線で弾き語る場面、
劇中劇「櫓のお七」の舞は外せません。
お七の人形振りは、尋常でないくらい素敵です(笑)
この人は踊ることが好きなのだなぁと心底感じます。
そして、お芝居のラスト、
猿之助さんの笑顔に何度涙したことか。
加賀屋歌右衛門は芝居に生きる役者。
一本通った芯があるからハラハラドキドキして、
共感して感動をしました。
約2年ぶりの猿之助さんの歌右衛門です。
また、心をゆっさゆっさ揺さぶってほしい。
早く会いたいです。
想いが溢れてしまいました(笑)
雪之丞のお話はまた次回に。
aya。
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