いいところを知りたい。
こんばんは。
私の手元にも5月松竹座のチケットがそろそろ揃いそうです。
やってくるお席は神様が用意してくれたご縁と思い、
思いっきり楽しみたいです。
さて、結婚披露宴では多くのスピーチを聞きます。
普段の生活で決して会うことがない方々のお話は勉強になります。
心に強く響いたスピーチがありました。
新郎の友人でした。
彼は新郎の幼馴染です。
いつもふざけ合った仲の良い友達。
中学生の頃、野球部練習の帰り道のことです。
二人でたわいもない話をしていると、
突然、新郎が「〇〇はさ、話も面白いし、上手だし、一緒にいて楽しいよ」
と彼にさり気なく言ったそうです。
言われた彼は、友達に自分のいいところを褒められたのが初めてでした。
びっくりして照れくさくて何も言うことができませんでした。
でも、その言葉が嬉しくて、ずっと忘れることはなかったそうです。
高校から別々の道に進み、
会う機会が減っても時折そのことを想っていました。
そして社会人になり「相手のいいところを素直に伝えること」は、
なんて素敵なことだろうと気がついたそうです。
恥かしくて言えなかった感謝を20年越しで、
スピーチの中で伝えることができました。
もしかしたら新郎は覚えていなかったかもしれません。
でも言われた側は覚えているのですよね。
スピーチに、会場が静まり惹きこまれていくのを感じました。
うん、確かにお話が上手。
それを聞いて、星野源さんが、
自身のエッセイ出版時の取材の中で言っていたことを思い出しました。
SNSで安に悪いところを指摘したり、ツッコんだりする負の感情に疲れて、
「もっといいニュースが見たいし、いい話を聞きたいし、
その人のいいところを知りたい」という思いがある。。と。
エッセイは、好きな人たちの好きなところを書いたようです。
「素直になって’好き’をストレートに伝えたい」
この言葉はとても感動しました。
星野源さんと私を比べてはいけませんが、
私も似たような気持ちを持っています。
blogで歌舞伎や猿之助さんの良いところを伝えたい、
’好き’という気持ちを誰が何と言おうとも自由に伝えたい。
なので、負の感情は書かないことを最初から決めていました。
もっともっと猿之助さんのことを知りたいし、
猿之助さんを通じて歌舞伎を知りたい。
そうして’好き’を書き続けているうちに私自身がポジティブになっていた(笑)
心が楽になり自然といいところを探すようになりました。
これも猿之助さんのお陰かもしれません。
いいところを知りたい。
そして伝えたい。
’好き’を書いていきたい。
私のスタイルです。
aya。
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