髑髏城の七人@Season鳥

こんばんは。


久しぶりの劇団☆新感線にして、初の’髑髏城の七人’です!

すっごくエキサイティングで約3時間があっという間でした。

役者さんのパワーに圧倒されて瞬きできないほどです。


主役の捨之介を演じる阿部サダヲさん、ブラボー!!!

同世代があの立廻り!泣ける(笑)


殺陣フェチの私は早乙女太一さんにも再ノックアウト。

舞台姿を拝見したかった森山未來さんとの一騎打ちは

呼吸できなくなるほど見入ってしまいました。


豊洲にある’IHI STAGE AROUNND TOKYO’は客席が360度回転します。

円形の中心に客席があり、

その外側にぐるっと円形に舞台があるイメージです。


噂には聞いていましたが、劇場のまわりはお店はおろか建物がない(笑)

歩くのが好きなので最寄駅ではない豊洲駅から歩いてみました。

のんびり歩いたら20分越えました。


ロビースペースは広くないので大混雑。

客席は全て一階席から入り、お化粧室だけ二階にあります。


ブランケットの貸し出しもありました。

劇場内とても寒かったです。


私は10列目くらいでやや上手側でした。

全体が32列なので前方でした。

が。。前方は傾斜が少ないため、

前の人が大きければ見えない部分が多い可能性大です。


運よく小柄な方でしたのでノンストレスで見ることができました。

客席が動いているのに初めは気がつかず(笑)


気がついた時は「おおっ!」と不思議な感覚に感動しました。

舞台転換を目の当たりにしないお芝居は新鮮。


動いている間はプロジェクションマッピングで、

距離の移動を感じさせ、

その映像の前を役者さんが演技しながら移動している時もありました。


新感線のお芝居は2010年の「蜉蝣峠」から何度か観てきました。

新感線のお芝居が映像になったゲキ×シネも、

染五郎さん主演作はすべて、他何作が観ました。


中でも’髑髏城の七人’は是非’生’で観てみたいとずっと思っていました。

染五郎さんのアオドクロ、2011年の小栗旬さんの映像は、

リピートして映画館に行きました。


今回、キャストを変えて1年3か月間ずっと髑髏を上演です。

興味湧くキャストの時に観に行こうと思っていたところ、

Season鳥が心にヒットしました。


映像で見て大興奮した、天魔王の未來さん蘭兵衛の太一さんが復活!

あの二枚目キャラの捨之介をサダヲさんです!


私の夢が半分叶うのと、

サダヲさんと聞いて面白い髑髏になりそうな気がしました。


捨之介と言えば着流し姿が定番ですが。。サダヲさん忍者です。

これはのっけからやられました(笑)

最初から笑いをとってくるではないですか!


40代にしてあの可愛らしさ。

でもだんだんカッコよくなっていくのです。

戦うと強いし、言葉もカッコイイ。


見せ場の百人斬りも圧巻。

あのシーンは着流しが好きだけど(笑)

忍者姿で軽やかに斬りまくるのも面白かったです。

もう、あそこまでくるとアクションですね。

歌も上手で素敵。


殺陣ではやはり太一さんがすごい。

「蒼の乱」の時に至近距離で観てびっくりしたのですが、

さらに大人な殺陣になったようで圧巻でした。


美しいし、何より刀が生きているのです。

まるで自分の体の一部のよう。


繊細なんだけど、ダイナミックな所作で、

ここぞという時のひと振りが熱くて冷酷。


そして、初めて生で観る未來さんは太一さんとは違うタイプでした。

声の高低を使い分け、ダンスをなさっているだけあり、所作がしなやか。

他の役者さんとは雰囲気が違いました。


立廻りは、まるでダンスをしているかのように華麗でした。

マントの扱いも魅せてくれて、目が釘付けでした。


二人の対決がたっぷりあって嬉しい。

美しすぎる(笑)

新感線の殺陣はスピーディです。

それが余裕に見えるほどすごい。

そして二人ともエンターテイナー。


以前の舞台とイメージカラー?やメイクが違うのですね。

太一さんの白髪と白いお衣装、

未來さんの真っ赤な鎧とマント、

サダヲさんの黒の忍者。


三人三様で素敵でした。

中でも太一さんの白地に赤い彼岸花のお着物が好きでした。


極楽太夫の松雪泰子さんの歌が上手でびっくり。

綺麗で色気があって大人な雰囲気。


嬉しかったのが贋鉄斎の池田成志さん。

めちゃめちゃ面白かった!


私的には、こういうシュールな感じ好きです。

小劇場出身の百戦錬磨な役者さんです。

サダヲさんとの場面はサイコーでした。


もう一人、兵庫の福田転球さんもよかった。

唯一泣けた(笑)

ラストのセリフに泣けて泣けて。


服部半蔵の安田桃太郎さんの殺陣もすごかった。

太一さん未來さん、二人を相手に迫力ありました。

さすが半蔵!と心で思いました(笑)


他の役者さんたちも上げればきりがない。

少しも退屈することなくワクワク観ることができました。


エンターテインメントだけど、

それぞれの役者さんの心もしっかり伝わりました。

中でも捨之介、天魔王、蘭兵衛それぞれの想いが切なかった。


人間の弱さ、強さ。


新感線の余韻はいつもそう。

人間の生きる力を感じます。


生で髑髏を観ること叶い感謝です。


染五郎さんの捨之介が観たいなぁ。。。

猿之助さんの天魔王で(笑)

とことん悪として戦う強い猿之助さんが観たい。

妄想も過ぎると変な方にいっちゃう。


未だ夢の中。。


楽しませていただき有難うございました。

ラストのSeason極のキャストが気になります。

来年までに違うversionをもう一つみたいです。

aya。


aya's lounge

歌舞伎に出合って 何だか人生変わりました。

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