納涼結び。
こんばんは。
猛暑日が戻ってきました。
昨日で私の納涼歌舞伎観劇は結びでした。
第一部をどうしても観たくて行ってきました。
中車さんを観ていたら、
頭の中に釜桐座衛門がよぎりました(笑)
弥次喜多では毎日違う昆虫ネタを披露しているそうです。
昨日はトンボのお話。
お客が聞き入ってしまいました。
カマキリ先生さすがです(笑)
初日以来の第一部でした。
「刺青奇偶」は中車さんの半太郎、七之助さんのお仲が、
とても密なお芝居になっていました。
特に七之助さんは演技が違っていました。
玉三郎さんが演出をして、役の魂を繋ぎ、
七之助さんが全身全霊で受け止め表現しているのだと、
私が観ても感じます。
初日は「あ、ここ玉三郎さんに似ているなぁ」だったのが、
昨日は「玉三郎さんが演技しているのではないか」と思ったほど。
照明が暗いので余計にそう見えました。
この先、七之助さんがどんなふうに
お仲を演じていくようになるかますます楽しみになりました。
中車さんはますますいい男でした。
勘三郎さんにこのお話が合うと直接言われたそうですね。
もしかしたら将来は、
中車さんから勘九郎さんに繋いでいくのかもしれない。
七之助&勘九郎でも観たい。
けど。。
私は中車さんと猿之助さんのお仲でも観てみたい。
どうだろうか。。。。妄想。
どちらにしても中車さんの当たり役になる。
極まったお芝居を観て、TV同様に惹き込まれてしまいました。
染五郎さんの風格が増していました。
お隣の方は染五郎さんとわからなかったらしい。。。
猿弥さん猿四郎さん芝のぶさん亀鶴さんなど、
達者な方たちも安心感あり。
錦吾さん梅花さんの半太郎の父母も、
何だか切なくてよかった。
前半、お仲が半太郎を好きになっていく心にキュンとししました。
後半、半太郎が最後と言って博打をするのも、
男の人はどうしてこう。。。
と思うけど胸にこみ上げてくるものがある。
半太郎は誰より人間らしいのかもしれない。
中車さんはそう思わせてくれました。
良いお芝居でした。
勘太郎くんの「玉兎」
この日も元気いっぱい淡々としっかり踊っていました。
希望そのもの。
感謝しかありません。
そして「団子売」
勘九郎さん猿之助さんの夫婦の踊りは、
より味のある、観ていて幸せになる楽しさでした。
二人の呼吸がぴったり。
キャラの濃さもちょうど良いのでは(笑)
何より猿之助さんが変わらず可愛い。
とにかく可愛い。
口角を上げたニッとして笑顔が大好きです。
踊りのテンポ上がるところがキレキレで素敵でした。
客席に上手下手で頭を下げる時、
猿之助さんは必ず客席上層階にも目線を送ります。
これが嬉しい。
どの演目でも、口上でもカーテンコールでも必ずそう。
その気持ちに感謝。
後見の段一郎さん、小三郎さんが素敵過ぎて(笑)
勘太郎くんの後見のいてうさんも。
見所満載でした。
猿之助さんの笑みで今月を結ぶことができて幸せです。
猿之助さんの今年ラストの歌舞伎座出演、
そして、染五郎さん襲名前のラストの共演。
納涼歌舞伎を思いっきり楽しみました。
勘三郎さん三津五郎さんがいなくてまだまだ寂しいけど、
一部から三部まで、お二人を感じずにはいられなかったです。
きっと出演者スタッフの皆さんが、
二人の意思を繋ごうとしているからだと思う。
それは猿之助さんたちの後の世代にも繋がっていくと信じています。
来年の納涼歌舞伎はどうなっていくのでしょう。
楽しみが増えました。
夢を有難うございました。
公演は千穐楽まであと3日。
盛り上がりますように。
応援しています。
aya。
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