ラスト三部。

こんばんは。

今日は一部を観て、私の納涼歌舞伎納めでした。

青空の下の歌舞伎座は久しぶりです。


昨晩、猿之助さんのblog更新があり、

満面の笑みを観たら暑さ吹き飛びました。

有難うございます。



まずは昨日の続きです。


三部「桜の森の満開の下」を観ながら、

自然に’私は芝居が好きなのだなぁ’と泣けてきました。


その前に観た二部のことも頭に浮かんできました。

千穐楽まであと5日だというのにお芝居って進化するのです。


桜の森~は、アレっと思うところがあり、

セリフなど変更になったのだなぁと感じました。


言葉はさらに聞き取れるし、

抑揚の付け方が巧みで意味も伝わる。


言葉から想像が広がり、

私にとっては歌舞伎の古典を観るより明らかでした。


楽しみ方は人それぞれ。

面白いか面白くないかでいいと思う。

私はとても好きな芝居。面白かった。


昨日は役者さん方をはじめ、

全体の全力感に胸がいっぱいになりました。


1回目に観た時は「野田秀樹さんの芝居」でした。

でも2回目は違っていました。


役者さん方がそれぞれの役を自分のものにしていて、

さらに所作や間合いなど、リズムが変わっていたように思う。


音楽も洋より和の音が際立っていました。


まだまだ面白くなる。

まだまだやれる。

きっとそう前に進んでいるのかな。。と妄想し始めたら、

どうしてここまでするのか。。考えてしまった。


脚本がそうさせるのか。

歌舞伎の本能みたいなものなのか。

お客のためだけなのか。


千穐楽に向かって進化していく歌舞伎は見慣れているのに、

こんなにお芝居が愛しいと思うとは。


私は観ながら解ろうとしません。

感じようと思って芝居を楽しむ。

桜の森~は心を大いに刺激してくれました。


弥次喜多もまだまだ進化していました。

猿之助さんの産みの苦しみを思ったら泣ける。


修禅寺物語も進化していました。

猿之助さんの演技も観るたび違っていきました。


三部を観ながら頭の中でぐるぐる、

歌舞伎ってすごいと感動が湧いてきました。


桜の森~は勘九郎さん七之助さん染五郎さんが、

とても生き生きして大きく見えます。


歌舞伎座のお客で阿弖流為を観ていない人は、

新鮮なのではないでしょうか。


三人の古典も観たいけど、

今しかできない作品も世に残してほしい。

猿之助さんも然り。


猿之助さんをはじめ、皆思うことは一つだと思います。

未来に歌舞伎を繋いでいくこと。


猿之助さん方の’今’を信じることでそれを応援していきたい。

賛否両論当たり前の中、何が何でも味方でいたい。


満開の桜の下の中村屋を観て、泣けてしょうがなかった。

観ることできてよかった。

私の心を熱くしてくれた。



有難うございました。




aya。



aya's lounge

歌舞伎に出合って 何だか人生変わりました。

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