隼人'sカフェ 1

こんばんは。


帰り道、月が美しくて足取りが軽くなりました。

猿之助さんのマネをして、なるべく歩くようにしています。


電車の乗り継ぎに遠い駅を選んだり、

仕事終わりは一駅歩いたり。

ゆる~くですが一日一万歩目指しています。


さて、今日は出かける前に「邦楽ジョッキー」を楽しみました。

隼人さんがパーソナリティを務めるラジオ番組です。



ゲストは猿之助さん。

8月公演中の歌舞伎座楽屋での収録です。

亀治郎時代に猿之助さんもこの番組のパーソナリティを務めました。


隼人さんが「先輩ジョッキー」と言うから、

猿之助さんが「競馬じゃないんだから」と笑ってた。


隼人さんは常々、猿之助さんにゲストに来てほしかったそうですが、

なかなかスケジュールが合わず。。。

今回、楽屋が同じ部屋になり叶いました。


とにかく仲がいい(笑)

今まで私が知る限りの猿之助さんがゲスト出演した中で、

一番リラックスしていたし、言葉も丁寧過ぎずほっこりしました。


本当に楽屋トークのようで、

まるで隣の部屋で二人がしゃべっているのが聞こえてくるよう。


隼人さんのナイスな進め方で、

猿之助さんの自然な部分が思わず。。という感じでした。


私は動きながら聞いていたので、色々とうろ覚え(笑)

感想を書き留めておきます。


お決まりの’猿之助プロフィール’から、

大卒はすごい、という隼人さんに、

いやいやおもだか屋の家風だと説明したり。


全体通して、猿之助さんはいつものごとくブレてない。

どの話も今までしてくださった内容が多かったです。

でも新鮮に聞こえるのは、やはり相手が隼人さんだったからかな。

とても素直に質問をぶつけていました。


納涼歌舞伎の弥次喜多についても、

最初は猿之助さんがもっと難しい話を作っていたとか。

隼人さん情報に感動(笑)


作っていく過程はとても大変だったと猿之助さん。


「優しく作るのは難しい」


難しく作るのは簡単。

万人のお客様にわかっていただくために、優しくした。


たしか、これは納涼歌舞伎だから。。と言っていたと思います。

ただ、無条件で楽しんでほしいから。

子供にもわかるように。。というのは至難の業です。


人生の節目の曲を聞かれ、

「節目節目でそれぞれ曲がある」と。


でも歌舞伎でいうと、おもだか屋としては「黒塚」

曲の話をしてから実際に黒塚がかかりました。


聞いていると舞台の猿之助さんを想い出します。

襲名で初演した時からのことが浮かんできました。


スーパー歌舞伎についても話がありました。


ワンピースのWキャストは、

猿翁さんと錦之助さんがしていたことから。

若い人には、一番脂がのっている時の自分を見せて芸を繋いでいく。

年をとってから教えても年寄りの芸になる。

ゆくゆくは自分がいなくても上演できるようにしたい。


隼人さんはマルコを演じるのが緊張すると言っていました。

今まで尾上右近さんがやってきた型がありますからね。


新しい技術はすぐに古くなることを忘れてはいけない、と猿之助さん。

すぐに飽きられてしまう。

一年経てば技術が進化するので新たなものを取り入れていく。


猿之助さんの言葉で一番感動したのは

「歌舞伎は瑞々しい」


猿之助さんはこんなふうに表現するのだとジンとしました。

以前から使っていたのか記憶がないのですが、

今の私の心にヒットしました。


古いはずの歌舞伎が何故いつまでも瑞々しいのか。

猿之助さんの話を聞き、

’それは変わらないのもがあるから’と理解しました。


誰の何の真似でもなく、

歌舞伎にしかない変わらないもの。

いつの時代であっても、外国の方であっても新鮮に感じるものを

歌舞伎は持ち続けているのだと嬉しくなりました。


猿之助さんはどんなに新しい作品を作ろうとも、

芯には必ず歌舞伎を感じます。

リズムだったり、間だったり、所作だったり、ケレンだったり。。

私がわからない部分でもきっとたくさんあるはず。


歌舞伎とは。。。なんて私もわからないし、

知識もないけど、脳と心が反応するのがわかります。


その普遍的なものに憧れる。

憧れるのは瑞々しいからなのだと。


今日もまた腑に落ちるのでした(笑)


隼人さんにワンピースへの意気込みを聞かれ、

「何もない」

「じゃ、じゃあ~」と切り返しの速さがツボでした。

猿之助さんのことをよくおわかりで。

ないものはない、から(笑)


「TETOTE」の誕生秘話も詳しく話してくださり、

改めてこの曲の大切さが伝わりました。


悩んでいた時の「北極星」

猿之助さんの北川さんへの感謝の想いが声から伝わりました。


そして、曲がかかります。

カーテンコールでかかっていた少しスローテンポなほう。


何度も観たその光景が見え、涙が出そうになった(笑)

曲に合わせた猿之助さんの動きもほぼ覚えています。


音楽の力ってすごい。

早く劇場で聞きたい。


他にもたくさん話がありました。


あっという間にエンディング。

でも来週もゲストは猿之助さん!


どうやらプライベートな話になるそうです。

お聞き逃しのないように。。と宣伝も忘れない(笑)


隼人さんと猿之助さんのトーク。

ものすごく自然で楽しいです。







aya。

aya's lounge

歌舞伎に出合って 何だか人生変わりました。

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