隼人'sカフェ 2

こんばんは。


猿三郎さんのblogにある猿之助さんの言葉。

名言だなと感動でした。


お客は同じものを期待するけど、

同じものを観たくないと思っている。


私の場合、まさにそう。

初演の時に有り難いことに心ゆくまで楽しめました。

正直、ワンピースはもういいかな、と思う自分もいます。


それでもまだ足が向くのは、

猿之助さんは絶対に同じものをやらないと知っているから。

初演を超えるか超えないかは観てみないとわからないけど、

裏切られたことはありません。


襲名公演の「ヤマトタケル」が私にとって初スーパー歌舞伎。

スーパー歌舞伎ってどんなかな。

観たら猿之助さんに興味がなくなるかもしれない。。と思っていました。

そーしたら逆でした(笑)

惚れ直してしまった。


いつもその繰り返しなのです。


今回も全く同じであるはずがない。

考えてみれば大阪博多versionは東京初。

マチネでルフィを演じる右近さんはいなかった。

エースの平さんも。


それに今朝の隼人さんの「邦楽ジョッキー」で、

ゲストの猿之助さんの言葉にもノックアウトでした。


「初めて観る人、再び見る人、全ての人に新鮮な感動を」


当たり前なことかもしれませんが、

再演するというのはこういうことなのだと思いました。


2年前、東京、大阪、博多と楽しんだ人も、

まだ楽しめるわけです。


誰よりも猿之助さん自身が新鮮にできないと、

面白さは伝わらないですよね。



先週に引き続き、猿之助さん隼人さんのトークは面白かったです。

猿之助さんは後輩相手だと自由(笑)


前回よりもくだけた感じになり、隼人さんもタジタジ。

収録は2回分続けてなのだと思います。


猿之助さんが少し飽きてきたように感じたのは私だけでしょうか。

全体通して、失礼ですが’めんどくさい’人でした(笑)

そこが好きなんですけど。

最近のTVではわりと素直で大人なので嬉しかったです。

隼人さん頑張った(笑)


10問の一問一答は、猿之助さんが質問にツッコミを入れながら。


自分専用の小屋を建てたら、こけら落としは何の演目?と聞かれ、

「ずっと休業」というのは’らしい’

後でブツっと「まず建てない」と言ったことに納得でした(笑)


猿之助さんのデパ地下好きは有名です。

隼人さんを連れて巡った話は面白かったです。

デパ地下巡りを、無駄がないように、計算しながら動くのは、

芝居作りの訓練になる。。みたいに言っていたのは驚きました。


私は目的の物しか見ないし買わないタイプだから理解できるけど、

たいていの女性は無駄も楽しむのがショッピングかと(笑)

一緒に行くタイプが限定されそう。


’夜’をテーマにした話もありました。

猿之助さんは’暗闇でしか見えないもの聞こえないものがある’と。


比叡山で試しに月明かりで歩いてみた。

目が慣れると歩けたし、本も読めた。

’かさね’で文を読むのは嘘ではないことがわかった。


以前、「静寂にも音がある」と言っていたのを思い出しました。

猿之助さんはたくさんのことを気づかせてくださいます。


他にもたくさん話がありました。

歌舞伎は仕事、

人生って逆算、

歌舞伎と宗教は切り離せない、

インド行きたい、などなど。


でも私が心震えたのは、

「想えば叶う」と猿之助さんが話したことでした。


これは私がとても影響されたことだからです。


座右の銘を聞かれ、

最近は。。「至誠天に通ず(しせいてんにつうず)」

誠を尽くせば、 必ず天に通じ天は動く。。

という話の流れでした。


私が意識したのは、

猿之助さんがファンである福山雅治さんとの共演を果たした時でした。

想いを叶えてしまう人がいるのだと感動でした。


学生時代、福山さんのラジオのリスナーだった亀治郎さんが、

FAXを送ったことから福山さんが存在を知ることになりました。


その後、ライブに招待され、龍馬伝で指名され斬ることになり、

襲名で祝い幕のデザインをしてもらい、ポスターの写真まで撮影してもらう。

そして福山さんの’魂のラジオ’にとうとうゲスト出演。


「いつかこの人と一緒に仕事がしたい」

という20年来の想いを叶えてしまった。


これには勇気をいただき、

以来、私もずっと希望や夢を想い続けています。


それには’誠を尽くすこと’


思いがけず想い続ける大切さの話が登場し、

猿之助さんが今でも変わらず信じていることがわかりました。

私の勇気に繋がった。


隼人さんのお陰です。


ラストに、猿之助さんはゲスト出演の感想として、

「中の下くらいの話」しかしてない、と。


愛情だな。。。(笑)



楽しい時間を有難うございました。

三連休、お仕事頑張ります。




aya。

aya's lounge

歌舞伎に出合って 何だか人生変わりました。

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