新春浅草歌舞伎
こんばんは。
三連休が無事に終了です。
先週までの台風ラッシュが嘘のように、
秋空が広がり婚礼日和でした。
披露宴に出席したことがない新郎がいました。
自分の披露宴が初披露宴。
私がご挨拶に行くと「想像以上に楽しかった!」
これは嬉しい言葉でした。
また、国際結婚で、全く日本語がわからない新婦のご両親に、
身振り手振りで、いい声だったと満面の笑みで手を握られたのも嬉しい。
大変な想いをしても、
司会をすることができてよかったなぁと思う瞬間です。
でも、これらにおごることなく淡々と誠実にお仕事したいです。
さて、また日をまたいでしまいました。
三連休のワンピースも盛り上がったようで嬉しいです。
大物芸能人!?も続々と観劇していますね。
猿之助さんのカーテンコール登場で、
私もやっとエンジンがかかっています。
気づいたら1月の浅草歌舞伎と新橋演舞場の歌舞伎公演が、
今月内にチケット発売が開始です。
演舞場は海老蔵さん右團次さん獅童さん他。
まだ詳細が出ていませんが、昼夜違う演目のようです。
若手の登竜門、浅草歌舞伎は詳細が発表になっています。
詳細を観た時にとてもワクワクした演目がありました。
それは「元禄忠臣蔵 御浜御殿綱豊卿」です。
今月歌舞伎座で上演中の「大石最後の一日」は、
元禄忠臣蔵の九段目にあたります。
御浜御殿は五段目です。
私が初めて観たのは2009年の歌舞伎座。
仁左衛門さんの綱豊卿、富森助右衛門は染五郎さんです。
松の廊下の刃傷から1年後の話。
甲府藩主の徳川綱豊、後に六代将軍の徳川家宣(いえのぶ)と、
赤穂浪士 富森助右衛門の手に汗握る問答が見どころです。
綱豊卿は、大石内蔵助が仇討をする気があるのかないのかを知りたい。
けど、 助右衛門は絶対に本心を明かせません。
綱豊卿がじわじわと助右衛門を言葉で追い詰め、
「討入のために吉良の顔が観たい」という助右衛門の本心を悟ります。
綱豊卿は器の大きな人物。
ラスト、助右衛門に語る場面も見どころです。
真山青果のセリフ劇です。
私はこの作品の初見の時、まだまだ歌舞伎を観始めたばかり。
仁左衛門さんと染五郎さんのお芝居を見て、
さほど動きがないセリフ劇の面白さを初めて感じました。
そして極めつけ!
翌年2010年の浅草歌舞伎で猿之助さんが演じました。
当時、亀治郎さん。
愛之助さんの綱豊卿、亀治郎さんの助右衛門。
これがとっても面白かったのです。
その頃の亀治郎さんはほぼ女方でしたので、
配役を知った時は心底びっくりしました。
と同時に何だか受け入れられなかった(笑)
想像もできないし。。。
でもそれを遥かに超えてきた!
血気盛んな若い赤穂浪士という様や、
愛之助さんとの絶妙な間合いの掛け合いにのめり込みました。
今でもその衝撃は覚えています。
女方から赤穂浪士ですから(笑)
そして、ラストの展開にも心ときめいてしまった。
とても思い出深い演目なのです。
仁左衛門さん×染五郎さんはその後も上演ありました。
梅玉さんと中車さんもよかった。
年明け、私には待望の松也さん巳之助さんが演じます。
ワクワクが止まりません。
特に助右衛門を巳之助さんと知った時は、
とても合っていると思いましたし、観たいと思いました。
松也さんの綱豊卿も楽しみです。
観たら色々な感動が甦ってきそうです。
また、巳之助さんが左甚五郎を演じる「京人形」も好きです。
彫物師の甚五郎が彫った人形に命が宿り動き出す。。
京人形の精は新悟さん。
じっと動かず人形になっている姿も見どころ。
今まで観た役者さんたちはほぼ瞬きしないのです。
すごい。
ファンタジー。
肩の力を抜いて楽しい気分になれます。
ちなみに左甚五郎は日光東照宮の眠り猫を彫った人です。
巳之助さんと新悟さんでどんな世界感になるでしょう。
ワクワク。
浅草歌舞伎は毎年恒例にしているので、
今から友人と日程調整です。
今週は来月歌舞伎座のチケットも発売です。
帰り道、表参道にはクリスマスツリーが登場してました。
早い!(笑)
年末年始がチラチラと見えてきました。
aya。
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