KUNIO TALK 001
こんばんは。
今日はトークショーに行ってきました。
御茶ノ水にあるワテラスコモンホールで行われた
杉原邦生さんがホストを務める「KUNIO TALK 001」
記念すべき第一回目です。
ゲストは大蔵流狂言方の茂山童司さん、
歌舞伎俳優の中村壱太郎さん。
司会は九龍ジョーさんという方でした。
いや~~~すごく面白かったです!
1時間半の予定が、白熱して2時間になってた(笑)
ノンストップで三人がしゃべるしゃべる。
邦生さんがお仕事で関わったお二人と、
ゆっくり話がしてみたいという企画です。
邦生さんは演出家であり舞台美術家。
30代半ばかな。
ワンピース歌舞伎や納涼歌舞伎の弥次喜多で、
猿之助さんの演出助手をしている方です。
学生時代に「亀治郎の会」に関わった縁が今に繋がっているようです。
猿之助さんから時々お名前が出てくるので何となく知っていました。
童司さんは担当するラジオ番組を聞いて知っていました。
でも狂言は観たことがないのでお顔を知らず。。
落ち着いたハキハキした語りが普段はどうなのか気になっていました。
唯一、勝手に親近感を感じる壱太郎さん。
ほんわかキャラでもしゃべりは熱い!
まん丸に目を見開いて前のめりで語る姿が可愛かったです(笑)
後方の扉から4人が登場。
両花道のような感じ。
事前に三人にアンケートをして、
それぞれに聞いてみたいことを話していくスタイルでした。
内容は書きませんが感想を。
三人ともにトークが上手!
全く飽きませんでした。
邦生さんは主に現代劇を演出する立場として、
伝統芸能に身をおく二人に率直に色々と聞いていました。
演出家の目線だけど、
お客が聞きたい目線でもあったと思います。
「何をもってして歌舞伎なのか、狂言なのか」
こういうことっていつも話題になるけど、
童司さん壱太郎さんの中では明解でした。
すごく共感できました。
「木ノ下歌舞伎」を演出する邦生さん。
私は申し訳ないくらい興味がありませんでした。
歌舞伎の古典を現代風に。。
こういう必要性に心がまだ何となくついていかないような。
どんな意味があるのだろう。。とか。
でもその考えが180度変わってしまった。
壱太郎さん童司さんもお好きなようですし、
何より邦生さんが歌舞伎の古典をリスペクトしているのがわかったから。
古典の魅力を伝えるため、見せ方を工夫し変えているのだと。
木ノ下歌舞伎のお稽古の話も興味深かった。
そして役者さんたちの困った時のよりどころがないことも納得。
歌舞伎や狂言はあるのですよね。
急に木ノ下歌舞伎が観てみたくなりました。
3月に邦生さん演出の「勧進帳」があります。
食わず嫌いはよくないし行ってみようかな。
童司さんがかっこよくてびっくり(笑)
やはり30代半ばくらい。
壱太郎さんもそうですが、姿勢の良いこと!
テンポよくて、さすがの間。
喜劇役者として生きるという芯が全てにブレない。
話す姿勢も前のめり(笑)
ファンになりました。
二つの話に共感しました。
狂言を観た後、面白かったという印象で十分ということ。
これは私が披露宴の司会をしていても思うこと。
いい披露宴だったなぁでいいから。
それと新作の演出をつける時、
狂言役者として、その人の範囲を超えないということ。
これは感動でした。
私も司会者として超えるものを求められる時がありますが、
これほど辛く面白くない時はないです。
そして、天邪鬼ぶり(笑)
私も同じ態度をとる人なので、
友人になったらどんな会話になるのかと妄想して面白かったです。
壱太郎さんはほんわかした雰囲気が癒されました。
すごい熱弁なのだけど可愛い(笑)
二人の話に素直に共感して、考えながら発言していました。
真面目で素直なのですね。
ちょいちょい毒を挟むギャップもまた面白くてよかった。
童司さんと舞台で共演し仲良し。
何だか全てが新鮮な話で、
あんなにはしゃぐのだなぁとさらに親近感。
先月ご一緒した玉三郎さんとの話も感動でした。
濃密な一か月だったのを感じました。
色々な野望!?もあるようなので、
これからの壱太郎さんにも注目していきたいです。
三月歌舞伎座「滝の白糸」は絶対に行きます!
司会の九龍さんが冷静に話を進めてくださり、
三人の勢いをそのままで楽しくしてくれていました。
三人だけならどこまで行っていたのか(笑)
古典の話を軸に’今’を感じることができました。
何より三人のパワーがすごい!
こんな人たちと同じ時代を生きていることに嬉しくなりました。
力をもらったし、笑った笑った。
私の世界が広がりそうです。
夏頃に第二弾もあるようです。
皆様も次回は是非。
有難うございました。
楽しい誕生日になりました。
aya。
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