いざなう光。
こんばんは。
ワンピース歌舞伎は明日は休演日です。
そして、いよいよ後半戦です。
あと15回の公演を残すのみとなりました。
遠征の感想を続けます。
猿之助さんの演出は素晴らしいと毎回思います。
劇場が変われば、その劇場に合った演出に変化する。
御園座はリニューアルオープンしたばかりです。
音響照明のすばらしさは評判どおりでした。
二階席でないと舞台面に当たっている照明は見えません。
様々な模様、絶妙な角度、タイミング。
ライティングの妙は上からしかわかりません。
光がとてもキラキラしていました。
照明がキラキラしているのです。
クリアな明かりに衣装がとても映えていました。
それに舞台横の壁面、天井のマッピングの壮大なこと!
初演時からどんどん進化していますね。
今回は現時点で今までで一番リアル。
舞台から世界が広がり、
客席が海になったり空になったり。。
これは二階席で体感していただきたいです。
プロローグの映像からノックアウトされ、
麦わらの一味の名乗り、
ファーファータイムなどなど、
映像とともにさらに楽しめてサイコーでした。
三幕のマッピングもグレードアップして見えました。
マグマのシーンを二階席からご覧になりましたか?
この場面を上から観なくては
ワンピース歌舞伎を観たとは言えません(笑)
マッピング、フラッグ、マグマの皆様と音楽。
そして役者さん二人が一体になります。
おそらく。。
このシーンは初演時から唯一、時間が延びていると思う。
ほぼ全体が細かくカットされていく中、ボリュームが大きくなってる。
さらに、平さん嘉島さんの見せ場感が強かったのが、
今やマグマの皆様の見せ場になっています。
襲名公演のヤマトタケルでは、
火のアクロバットのシーンは中国の方々でした。
ワンピース歌舞伎初演初日、
日本の方が演じていたので驚いたのです。
すごい人たちが日本にいる!
御園座は舞台が横長だからか、
舞台袖からいつもよりダイナミックに飛び込んできたり、
さらにハードになっているのだと感じました。
世界一のパフォーマンス(と私は信じてます!)を
是非観てください。二階から(笑)
それと、隼人マルコの宙乗りが美しかった!
隼人さんの翔び方魅せ方がものすごく進化。
正直、最初の頃は見ていて怖かったけど。。。
二階席かなり後方はすぐ上に天井があり、
鳥屋口まで見えません。
私の席からは、マルコ自身より先に壁面の影が見えました。
これがかっこよかったのです。
影まで美しいとは。。やるなぁ(笑)
さらにマルコの覇気のライティング&マッピングが、
今までで一番に威力がある覇気でした。
これも上から見てほしい。
エースの火拳も迫力アップ!
リトルオーズの場面も。
星が浜では星に包まれました。
新しい劇場で、
最新の技術を体感できることはそうありません。
光や映像の切り替えが、
よりスピーディになったように思うのは気のせいかな。。
’間’が縮んで展開がよりテンポよくなったように思います。
御園座はスーパー歌舞伎がハマるなぁ。
歌舞伎座ではきっとこうはなりません。
猿之助さんが生み出した世界観にどっぷり入り込めました。
有難うございました。
もちろん音も最高でした。
これは次回に。
aya。
0コメント