弥次喜多 2
こんばんは。
今年の花火大会は全てTVで楽しむことになりそう。
昨日の東京湾花火大会もTVでした。
花火と歌舞伎の初コラボ。
海老蔵さんの登場は圧巻でした。
現場で観たらどうだったのでしょう。
画面だと海老蔵さんのアップを観ることでるし、
私は大満足でした。
オリンピックもTVでいいな。
さて、弥次喜多の感想を少し。
★内容に触れますので、
これからご覧になる方はご注意ください。
昨日はほぼ猿之助さんのお話だけでしたので、
印象的だったことを書き留めておきます。
私のワクワクポイントの早替り。
猿之助さんの鮮やかさは当たり前なのですが、
獅童さん七之助さん中車さんの早替りもものすごい(笑)
中でも中車さんは初めての早替り。
お家芸ですので、これからもバンバンやってほしいです。
筋書の内容は不明なのですが、
チラシでは二役づつ記載があります。
ですがびっくり!
三人とも4役していました(笑)いや、5役だったかも。
はけては出てくるの繰り返し(笑)
しかも七之助さん中車さんは男女入り乱れてる。
獅童さんは全部かっこいい。
七之助さんは美しく。
中車さんは。。女方が面白くて、わざとなのか笑わせにきてます(笑)
それを見て獅童さんが素で笑ってしまい、
セリフが言えなくなって、
またそれを見て猿之助さんも笑い、まわりも笑う。
で、ハッと気がつくのです。
序幕からしばらくは、
幸四郎さん猿之助さん獅童さん七之助さん中車さん、などなど、
普段は同じ場面にいることが少ないメンバーが揃ってる!
もう、豪華で幸せなのです。
そして、私的ツボは、
女方に早替りした猿之助さんにデレデレになる幸四郎弥次さん。
猿之助さんを触りまくり(笑)
また、お座敷で見逃さなかった幸四郎さんの座布団回し(笑)
一本指で座布団をクルクルしてた。すごい。
このお座敷では米吉さんが弥次喜多初登場!
ちょっとワルな感じが面白いし、世界に馴染んでます。
そうそう梵太郎の染五郎さん、政之助の團子さん。
見た目も心も成長し存在感がありました。
さらにお役に愛着が湧いたような感じ。
キャラクターとしてそこにいることに感動しました。
また、立廻りも見せ場たっぷり。
團子さんは手足が長く、持て余しているように見えるのが初々しい。
見得なんて、足がビヨ~ンと前に出てくる。
橋之助さんと團子さん対決は大好きな場面です。
橋之助さんがものすごく大人!
團子さんが食らいついて行く様子が凛々しくて、
橋之助さんの大きい立ち廻りが圧巻でした。
橋之助さんは赤鬼。
弟の福之助さんは青鬼、歌之助さんは黄鬼。
私は三兄弟の舞踊にとても心打たれました。
先月の巡業を観ればよかった。。。
久しぶりに三人揃った姿を観て、こんなに成長していたのかと。
年下の出演者が多いこともありますが、
橋之助さんは特に群を抜いて力強く素敵でした。
会場も沸いていました。
千之助さんの女方の舞を初めて観ました。
何だか惹き付けるものがありますね。
ご本人のTwitterで知りましたが、
猿之助さんが出雲阿国を演じた時のお衣装を借りているそうです。
私は記憶がおぼろげで。。(笑)
そして、これも素晴らしかったのが、
大鬼の鷹之資さん、中鬼の玉太郎さん、小鬼の右近ちゃん。
鷹之資さんと玉太郎さん二人の舞踊にも驚いた!
こんなに魅せるようになっていたとは!
歌舞伎座中央で踊る二人の大きなこと。
踊りの良し悪しは解りませんが、
観ていて心躍るのは感じます。
右近ちゃんが群舞の中から出てきてひゃーっとなる(笑)
ちっちゃくて可愛い鬼。
あの大舞台で一人踊る姿は親でなくてもメロメロ。
その後に、右近ちゃんを大事そうに抱えて持ち上げる右左次さんが、
めちゃめちゃカッコいいのも書いておきます。
群舞の舞踊も猿之助さんの好みですよね。
地獄の舞踊の振りは菊之丞さんだそうです。
馴染のある曲も入り、
私は自然と体が動いていました。
すっごく楽しかった。
忘れてはいけない、さすがなお二人。
むく犬の弘太郎さん、三毛猫の鶴松さん。
重要な役どころでもあり、上手いから舞台がグッとしまる。
ついつい目がいってしまう。
私はとっても気に入りました。
今年も目が離せない門之助さん。
ご本人がblogで「宙乗り中は見てもらえない」と言っていましたが、
そんなことありません!
気になって気になって、見ちゃうじゃないですか~
一階席二階席の皆様は、
4人が見えなくなったら必ず門之助さんに注目です。
脚本は歌舞伎脚本家の戸部和久さんと猿之助さん。
戸部さんは歌舞伎夜話の進行役でもおなじみです。
この三作目はとても優しい雰囲気を感じました。
こういうの好きです。
猿之助さん的ブラックユーモアは入っていますが(笑)
上手く言葉にできないのですけど、
若手に活躍させる。。というニュアンスではなくて、
全員の’今’の力で出来上がった作品という感じがしました。
それぞれが響かせ合う。。みたいな。
余韻があったかい。
有難うございました。
チケットが完売になるのもわかる。
あと1回、観るのが楽しみです。
aya。
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