NARUTOふたたび2

こんばんは。


NARUTO歌舞伎は休演日でした。

猿之助さんは10年ぶりに歌舞伎座と新橋演舞場掛け持ちです。


きっとお疲れのことと思います。

少しでも体が休まることを祈っています


さて、昨日拝見した2回目のNARUTO歌舞伎。


その進化にワンピースの初演時を思い出しました。

新作というのは、こうして日々変化をして進化する。


新作を観る醍醐味だと私は思ってワクワクするのです。

忍術の一つをとってもしっくりきていて、

子供の頃に忍者にときめいた自分が甦りました。


★本日は猿之助さんの芝居内容に触れますのでご注意を。



舞台近くで見ると、

おもだか屋一門の皆様の活躍がより嬉しく感じます。


猿四郎さんが重要な火影役だし、

段之さん欣弥さんも出番が多い。


それに、笑三郎さんの大蛇丸がさらにかっこよかったです。

美男子!

二役目のナルトの母役とのギャップがものすごくて、

これだから歌舞伎の女方さんはたまりません。


笑也さんの綱手の美しいこと。

少し胸が大きくなりました?(笑)

男声とのギャップがこれまたたまりません。


そして、猿弥さんの自来也がサイコー!

強くて、あったかくて、ユーモアあるエロ仙人。

息絶える時は泣けたなぁ。


皆さん、本当に妖術を使っちゃいそう(笑)


他、お弟子さん方も頑張っていました。

近いとお顔がわかります。


これだけNARUTOのほうに出演しているので、

歌舞伎座の弥次喜多にいないのは寂しいですが、

この方たちあってのNARUTOなのだと嬉しくなります。


嘉島さんのカカシ先生もカッコイイ。

ワンピースの時の三役とはまた全然違う。

カーテンコールでマスクをとるのが心憎い。


イルカ先生の蝶一郎さんにも最初から驚いてました。

ビジュアルがまんまではないですか!


何だか好きなのですよね、こういう存在。

活躍の場面がさほどあるわけでもないですが、

しっかりと印象に残るのがすごいです。


國矢さんのカブトがさらに素敵です。

銀髪のメガネ君だなんて。。

キャラが落ち着いてきていました、

立ち廻りは初日から安定安心でワクワクします。


’髑髏城の七人’に服部半蔵役で出演していた安田桃太郎さん。

立廻りが豪快でキレキレでやっぱり魅力的。

間近で観ることができてよかった。


そして、猿之助さんのマダラ!


劇中でお面やマスクをとらせたら天下一!

あの心憎いほどのゆっくりな動き、

ためてためて、どうだーッ、みたいな(笑)


これはNARUTOだけのことではなく以前から。

いつものことながら、

その後のお客の歓声とどよめきに胸がスッとします。


梅丸さんがトークショーで、

初日のこの瞬間のどよめきについて、

巳之助さんと’こうでありたい’と話していたそう。


猿之助ファンはわかっているから、

盛り上げたくなるのです。


この日のツボがもう一つありました。

これも以前から好きな動きですが、

忍術をかける時にする「印を結ぶ」手の動き。


鮮やかすぎて、猿之助さんこそ本当に妖術使いなのでは?

というくらい自然。


また、あのチラシのお衣装で、

舞台上を翔ぶは、クルクル回るは、立廻るは。

ラストは仏倒れという大胆さ。


怪我のことを想うと、

初日はひゃーっと悲鳴が聞こえましたし、

私も息を飲みました。


先月の「女殺油地獄」も勝手に心配しました。

今月はさらにびっくり!


NARUTO歌舞伎のためにここまでするのだと思ったら、

感動が止まりませんでした。


近くで観たら、立廻りはキレキレだし、迫力満点。

絶対的なオーラがあり、ラスボス感がすごい。


ナルトとサスケは何度も跳ね返されます。

これはやはり。。

猿之助さんに向かっていく巳之助さん隼人さんに重なる。


ワンピース初演時から観てきただけに、

この光景は眩しくて、そして幸せだなぁと思う。



カーテンコールの猿之助さんは役柄どおり、

微妙な加減で微笑んでいるけど、笑ってない(笑)

完全にオーラを消して主役たちに花を持たせる。

かっこいい。。



希望に満ちたラストが好きです。

ナルトの言葉に泣ける。


このストーリーの続き、ナルトやサスケの未来も観てみたいと思った。

やはり巳之助さん隼人さんに重なってしまう。

二人の行く先も見てみたい。



まだご覧になっていない方は是非。


イヤホンガイドを借りてみました。

歌舞伎にではなくナルトに特化した内容で、

原作を知らない私はとても楽しく聞けました。


天野ひろゆきさんのアナウンサー調のナレーションもよかったです。


楽しませていただきました。

有難うございました。




aya。





aya's lounge

歌舞伎に出合って 何だか人生変わりました。

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