11月配役の妙。

こんばんは。

猿之助さんInstagramに感謝です。

もう胸がいっぱいです。

黒塚の写真を掲載してくださり有難うございました。

金曜の右近さんの「KABUKI TUNE」

親子ラジオにとってもほっこりしました。

右近さんのお父様、延寿太夫がゲストでした。

延寿太夫の語り口調がとても自然で穏やかで癒されました。

もっと師弟関係が前面に出てくるのかと思いきや、

良い意味で仲良し親子の会話が聞けて嬉しかったです。

「スーパーマンになっちゃったな」

父から息子への言葉。

この話は以前に聞いたことがありました。

一昨年の歌舞伎座「柳澤騒動」で大役を務めた右近さんです。

その舞台を観て、お電話でそうおっしゃったそう。

普段は厳しい父がそんなことを言ったから、

右近さんはびっくりしたそうです。

延寿太夫は今でもその想いは変わらない様子でした。

器用な男だなぁ。。でもそこが先行しなければいいな。。

というようなことを話していました。

真面目に恋愛観や結婚観について語っているのも面白かったです。

右近さんは照れくさそうでしたが、

父のほうはズバッと聞く(笑)

そして、延寿太夫の

「生まれ変わっても唄っていたい」

には感動しました。

上手く唄えると楽しい、とおっしゃいます。

他にやりたい職業はないそうです。

踊りに合わせるように唄う清元になりつつある。

それでは唄が膨らまない。。と。

唄が膨らめば、踊りが膨らむ。

あぁ。。そういうものなのだとワクワクしました。

「研佑(けんすけ 右近さんの本名)の追っかけをやってる」

なんて素敵なお父様でしょう。

延寿太夫の気さくなお人柄にグッと清元が身近になりました。

有難うございました。

その右近さんが出演することが発表になった

11月歌舞伎座「吉例顔見世大歌舞伎」夜の部’法界坊の配役にびっくり！

猿之助さん演じる法界坊が惚れこんで追掛ける’おくみ’役を

右近さんがなさることがわかりました。

法界坊がまるでストーカーのように(笑)追いかけます。

おくみが好きなのは、手代要助 実は松若。

松若は吉田家を再興するため、

身分を隠して「鯉漁の一軸」を探しています。

これは10月大阪松竹座でも同じWordが出てくるので、

大阪と連続で観ると面白いと思います。

で、要助を演じるのは隼人さん。

右近さんと隼人さんカップル！

美しいではないですか！

そこに横恋慕するのが猿之助さんです。

私的には、割って入ってしまえ～くらいな感じですけど(笑)

さらに！

もう一人、恋のバトルに参戦する女子がいます。

要助 実は松若を追掛けて許婚の野分姫がやってきます。

なんと種之助さんです。

昨年、歌舞伎座で猿之助さんが「浮世風呂」を踊った時に、

可愛らしい女方の’なめくじ’を演じて話題になりました。

平成中村座では七之助さんが演じた野分姫です。

これは新鮮なキャスティングです。

この四角関係がもつれて、

結局、法界坊と野分姫は命を落とします。

どんなふうにそうなるのかは観てのお楽しみです。

そして、所作事、舞踊の「双面水澤瀉」

今まで観てきた法界坊は「双面水照月」だったし、

ここだけは猿之助さんは踊ったことがあります。

水澤瀉。。猿之助さんが躍るから？

踊り自体も違うのかな。

楽しみです。

法界坊は’おくみ’への叶わぬ想いから怨霊になり、

野分姫は松若への想いが叶わず’おくみ’への嫉妬と要助への恨みから怨霊に。

二つの怨霊が合体して’おくみ’の姿になって現れます。

本物のおくみと瓜二つ。

要助はどちらが本当のおくみか見極めようとします。

なので、この所作事は、

猿之助さんと右近さんが同じ姿で踊ります。

Wルフィで並んだ姿はありましたが、

今度はお着物の女方で並ぶことになるとは。

猿之助さん、さすがです。

そして隼人さんを取り合うという(笑)

怨霊が合体したおくみからは、

だんだんと法界坊が現れてきます。

美しいおくみが次第に崩れていく様が楽しみです。

これはもうラストまで見逃せません。

猿之助さんの法界坊ですから、

勘三郎さん吉右衛門さんと違うことになるのかなぁと

ワクワクが止まりません。

歌六さん團蔵さん門之助さん、雀右衛門さんなど、

ベテランの皆様の中、

またまた若手大抜擢な猿之助一座になりました。

先日、パパになった巳之助さんもご出演ですね。

新生法界坊はどんなことになりますか。

時は満ちたのだなぁ。

aya。