今年の猿之助さん 1
こんばんは。
今日は冬至です。
夜が一番長い日。
ここから昼の時間が延びていくことから、
太陽の力が増していくと考えられているそう。
冬至を一陽来復とも言います。
新たな年がやってくるとともに、
良い気に溢れて幸運がやってきます。
さて、今年もたくさん猿之助さんの舞台を観ることが叶いました。
感謝を込めて一年を綴ってみようと思います。
今年、2018年1月2日。
舞台を休んでいた猿之助さんが歌舞伎座に帰ってきてくれました。
高麗屋三代の襲名披露公演のスタート。
猿之助さんは幸四郎さんとの約束を守りました。
私は猿之助さんがどこまで回復しているか解らず、
もしかしたら腕を固定しているのではないかと想像したくらいでした。
「菅原伝授手習鑑 寺子屋」の幕が開くと、
寺子屋の子供たちに混じって猿之助さんの’涎くり与太郎’がいました。
大勢の大向うが一斉に揃って「おもだか屋っ!」
同時に万雷の拍手が起こりました。
そして、私は号泣(笑)
高麗屋襲名のお祝いムードの中、
ここだけは猿之助さんの舞台復帰を祝う温かな空気になりました。
戻ってきてくれて有難う。
猿之助さんにはいつも驚かされるけど、
これほどの奇跡を観たことはあったでしょうか。。。
与太郎は幕開きに登場する’ご馳走’のお役。
子役たちの中に、大人の役者が子供として混じります。
怪我をネタとしてぶっこんでくるとは(笑)
花道での東蔵さんとのやり取りは楽しみでした。
この初日の光景は忘れません。
今でもその時の興奮が甦ってきます。
体が震えるほどでした。
見た目の腕の違和感はあったけど、
毎日、歌舞伎座に猿之助さんが立っているだけで嬉しかったです。
歌舞伎座での高麗屋三代襲名披露は二か月間続きました。
2月も猿之助さんは口上を含んだ一幕に出演しました。
この短い一幕に大勢の役者さんが登場しました。
普段のお芝居ではありえない大看板が総出演。
その中、猿之助さんは何と高麗屋番頭として登場!
高麗屋さん方と花道を一緒に登場してくるおいしいお役(笑)
セリフはひと言あり、
終始、番頭に徹しているのが面白かったです。
左手は違和感なく動いているように見えて安心したのを覚えています。
二か月間通して、
以前から決まっていたお役を交代し、
可能な限りで出演していたので心から楽しめました。
猿之助さんを信じよう。
改めて力をもらった年明けでした。
3月の猿之助さんには
さらに驚かされることになりました。
aya。
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