たくさんの歌舞伎に。
こんばんは。
今日から年末年始のお休みです。
私のもとにも猿之助さんのファンクラブ会報誌ドリカメが届きました。
Calendarの表紙に胸が熱くなりました。
あの瞬間は心の中で永遠になりましたから。
スタッフ一門の皆様で発送準備などをしてくださったとか。
猿之助さんだけでなく、関わった皆様のお気持ちが伝わります。
有難うございます。
大切に読ませていただきます。
お休みに入り、自分にちょっぴりご褒美です。
昨日の仕事帰りに同僚と寄った歌舞伎座前にある「俺のBakery&Cafe」
以前、パンをいただいてその美味しさにびっくりしました。
が、パンを焼き損じた時だけ販売されるラスクがお目当て。
300円で片手の平にはみ出る量です。
ちなみに’生のパンの耳’はその倍くらいの量で300円で販売されています。
運よくラスクを買うことができました。
カリカリだけど、中は少しパンの食感を残してあり美味でした。
今日は恩師に年末のご挨拶でした。
帰り道、ウォーキングを兼ねて、
行ってみたかったカフェでロールケーキ。
クッキーが付いてきてサービス満点。
ショップは大混雑で早々にカフェに避難して至福の時を過ごしました。
さて、今はEテレで今月の南座の「義経千本桜」を観ています。
今年もたくさんの歌舞伎を楽しみました。
全て拝見したわけではないけれど、
観劇した中で印象に残った舞台がたくさんあります。
猿之助さんの舞台以外で書き残しておきます。
ダントツの№1は、1月歌舞伎座の「勧進帳」
初日の緊張感の中、
幸四郎として初めて臨む弁慶もすごかったのですが、
それよりも富樫役の吉右衛門さんの迫力に圧倒されました。
圧倒されたどころではなく、
あんなに激しく、厳しい、そして、あたたかい富樫は初めてでした。
弁慶が負けてしまうのではないかと思うくらい。
吉右衛門さんは、幸四郎さんに何かを託したかったのか、
幸四郎さんのまだ眠っているものを引き出したかったのか。。。
とにかく全力で恐ろしいくらい本気なのだと伝わりました。
今でもあの時の興奮が甦ってきます。
体感できてよかった。
また、好きな演目はやはり好きだと思わせてくれたのが、
「伊達の十役」「御浜御殿綱豊卿」「吉野山」
伊達十は、いつか歌舞伎座で猿之助さんで拝見したいという夢があります。
まだ猿之助さんは演じていません。
それを幸四郎さんが三度目。
それも高麗屋襲名披露公演で’おもだか屋’のお家芸を演じてくださる
各方面が太っ腹な博多座公演でした。
どうしても観たくて日帰りで行きました。
行ってよかった。
悔しいくらい感動しました(笑)
この時は博多座の幕見席を初体験し、
仁左衛門さんの「俊寛」も見ました。
初めて観る仁左衛門さんの俊寛が新鮮で、
静かに涙しました。
「綱豊卿」は、
1月浅草歌舞伎で松也さん巳之助さん、
7月大阪松竹座で仁左衛門さん中車さんコンビで拝見しました。
若手とベテラン俳優という対比も面白く、
特に中車さんの助右衛門には魅せられてしまいました。
「吉野山」は、幸四郎&猿之助が一番好きです。
でも異次元な吉野山を観てしまったと思ったのが、
10月の玉三郎さんと勘九郎さんでした。
一瞬にしてそこが吉野山になりました。
こんな感覚になったのも初めてです。
まるで夢の中にいるようでした。
そして「NARUTO」の誕生には心の底から感動しました。
巳之助さん隼人さんの主演で新作歌舞伎が生まれたのです。
ワンピース歌舞伎で猿之助スピリッツを継ぎ、
目覚ましい進化を遂げた二人が主演とは。。。
おもだか屋一門の皆様の活躍も嬉しかったです。
来年の再演はブラッシュアップされた作品になるでしょう。
おおお!と思った役者さんは七之助さんです。
5月コクーン歌舞伎の与三郎はすっごくかっこよかった!
なのに10月は助六の揚巻!
このふり幅には感動しました。
ますます美しくなるし、
いつの間にか芯となり舞台に立つのが自然になっていました。
来年も楽しみです。
そして、喜びを与えてくださったのは福助さんの復帰。
嬉しい話題はやっぱりいい。
あのお声。。もっと聞きたいです。
今年も歌舞伎に力をいただき、
無事に一年を結べそうです。
私にとって歌舞伎公演の劇場は酸素カプセルなのです。
劇場を出る時には元気になってる。
’演劇は生きる力’になると信じています。
役者さんをはじめ、作り手の皆様、スタッフの皆様、
有難うございます。
来年もたくさんの歌舞伎を観ることができる私でありたいです。
aya。
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