姫路城音菊礎石@国立劇場

こんばんは。

今日は幸四郎さんのお誕生日。

おめでとうございます。

劇中で猿之助さんと何やらあったようです(笑)

猿之助さんからのプレゼントは養命酒～

幸四郎さんのblogで紹介されています。

さすがです、猿之助さん。

さて、国立劇場に行ってきました！

通し狂言 姫路城音菊礎石(ひめじじょうおとにきくそのいしずえ）

毎年1月の国立は菊五郎劇団が初春公演をしています。

実は私は久しぶりに拝見します。

以前、観ていた頃は完全に菊五郎さんが主役でしたが、

近年は菊之助さん松緑さんが主になり、

坂東彦三郎さん亀蔵さん、梅枝さん右近さん萬太郎さんが活躍しています。

世代交代が進み、

どんなふうに楽しめるのかなぁと興味が湧いたのです。

しかもさらに進み、

菊之助さん長男 和史君、寺嶋しのぶさん長男 眞秀君が出演です。

菊五郎さんのお孫さんたちが初共演とあっては観てみたいではないですか。

詳しいお話はHPでご覧ください。

感想を綴っておきます。

とっても面白かったけど、上演時間が長かった(笑)

でも各所飽きさせないようにしていてすごい。

私は最近、国立劇場の舞台装置の絵が好きです。

ここ何年かは観てアレ!すごい!と感動なのです。

城壁の石垣がよかったな(笑)

その中に太夫方が見えるなんてびっくりでした。

姫路城城主・桃井家に恨みを持つ印南内膳の陰謀による、

桃井家の没落と再興のお話です。

たぶん明快なストーリーなのだけど、

私はイヤホンガイドを借りて正解でした。

二役演じている方もいるからです。

姫路城にまつわる様々な伝説があります。

それらを巧みに取り入れているので、

ガイドがあるからわかる場面もありました。

それにしても菊之助さんの華のあること！！

あるサービス満点な場面では、

これは菊之助ディナーショーかと思うくらい、

お客がかぶりつきそうな感じで面白かったです。

みんなメロメロ(笑)

ご自身が振りつけて踊る場面があり、

ガイドを聞いていてよかったと思いました。

かと思えば女方が美しい。

狐夫婦の女房役。

’四の切’のような恩返しの話もあり、

あのモフモフお衣装を見ると猿之助さんを思う。

あ、今回は小さいモフモフの眞秀君がめちゃめちゃ可愛いです。

菊之助さんをはじめ、

時蔵さん梅枝さんが立役女方を兼ねています。

もう、お三方とも男女両方が素敵です。

松緑さんは安定のかっこよさ。

やはりこの方は観るたびに存在が増していきます。

桃井家の家臣で、七三でビシッと決めたかと思うと

お百姓さんになってるし、

狐のモフモフ姿になって通力を使って立廻り！

立廻りは劇団の皆さんのチームワークの良さが楽しい。

アクロバット大縄跳びにはびっくり！

歌舞伎役者さんの身体能力の高さが誇らしくなる。

そうそう、幕開きのダンスも面白いです。

迷ってしなかったけど、

ここは手拍子で盛り上げてほしいそうです。

和史君眞秀君は二幕目から登場します。

５才と６才。初共演です。

大きくなったなぁ。。

見得もバッチリ決め、セリフなんて大人よりハッキリ聞こえる(笑)

それぞれ役どころが違うのですが、

ちゃんと役に徹していてすごい。

側で支える大人たちの優しい手や目線もたまりません。

お正月だなぁ。。家族いいなぁ。。なんて思います。

右近さんは傾城役。

色香が増して、さらに美しくなっていました。

傾城役は久しぶりに見るのかな。

貫禄があって、登場すると場が明るくなりました。

彦三郎さん坂東亀蔵さん、萬次郎さん楽善さん、などなど。

安心してどっぷりお話しに入っていける皆様です。

そして、何より内膳役の菊五郎さんの存在が大きい。

お出番は少ないけど、

悪の大親分感がハンパなくて異次元。

お目出たい感じがするのは気のせいか(笑)

良い人ぶって、騙すところは巧みです。

この人物がいるから、

ストーリーがどんどん展開して、

いろんな人の運命が変わっていく。

舞台に姿はなくとも念が残るというか。。

すごく納得なのです。

ラストは結局ほっこりして皆が笑顔。

手拭い撒きで盛り上がり幕となりました。

劇場内は新年の飾りが楽しくて見所満載でした。

お話にちなんで姫路銘菓の販売があります。

以前から気になっていた「千姫さまの姫ぽてと」を見つけた！

JALのファーストクラスの茶菓として見たことがあり、

食べてみたいと思っていました。

竹かご入りで、ものすごく柔らかくて美味！

そのままパクっといけないので、

ゆっくりお家でお召し上がりになることをお勧めします。

1個から販売しています。

他にも美味しそうなお菓子がたくさんありましたよ。

入口の梅がほころんでいました。

楽しませていただきました。

有難うございました。

aya。