溢れんばかりの愛情で。
こんばんは。
大雪にはなりませんでしたが寒い日が続きます。
こんな時は明るく過ごしたいと思っています。
幸四郎さんがトークショーで、
歌舞伎座で猿之助さんの黒塚がかかって嬉しい。。
とおっしゃっていたそうな。
この言葉がすごく嬉しい。
猿之助さんが好きな人はみんな思っていることです。
4月が待ち遠しいです。
幸四郎さんに感謝。
さて、来月の歌舞伎座「三月大歌舞伎」の
チケット先行発売が始まっています。
前回は猿之助さんが演じる弁天小僧の話をしました。
今晩は昼の部で演じる’おとく’のお話。
「傾城反魂香(けいせいはんごんこう)」
土佐将監閑居(とさのしょうげんかんきょ)の場、
通称’吃又(どもまた)'と言われる場面に登場します。
吃りがあり、旨くしゃべることができない絵師・又平。
女房おとくは、夫を支え、喋りが達者で言いたいことを代弁したり、
何かと世話をやいています。
夫が大好きで愛に溢れた奥さんです。
猿之助さんは今回3回目のおとく。
2008年浅草歌舞伎で初役でした。
又平は勘太郎さん(現 勘九郎さん)。
先代猿之助さんが又平を演じた時のおとくが勘三郎さんだったそう。
2008年の浅草歌舞伎では、
今は亡き先代雀右衛門さんにマンツーマンで教わり、
さらに劇場にまで来てくださったことは忘れられないこと。。
と猿之助さんは何度かお話ししています。
猿之助さんいわく、
京屋のおじ様のおとくは溢れんばかりの愛情なんだそう。
2回目は2015年の大阪松竹座で行われた四代目鴈治郎襲名披露公演。
鴈治郎さんの又平でした。
この公演を鴈治郎さんの息子さん壱太郎さんが観て、
猿之助さんのおとくに感動したそうです。
浅草歌舞伎で自身がおとくを演じた時には、
猿之助さんに指導を仰いでいます。
壱太郎さんはインタビューで、
感動したことと、猿之助さんの完コピがすごいことを挙げています。
歌舞伎役者さんは初役の時は教わった方を真似ることから始まります。
猿之助さんの演技が祖父の藤十郎さんに生き写しだったのに驚いたとか。
だから先代雀右衛門さんのおとくを継いでいる猿之助さんに
習いたいと思ったそうです。
私は残念ながら過去2回を観ていません!
絶対に歌舞伎座で演じてくださる日がくると信じていました。
来月、やっとそれが叶います。
どんなに楽しみにしていることか。
又平役は白鸚さん。
夫婦役は違う演目で演じていますので、
今回はどんな夫婦で楽しませてくださるでしょうか。
このお話はハッピーエンドなのもいい。
切なくなったり、ハラハラしたり、クスッとしたり。
いろんな役者さんで拝見してきた吃又が、
いよいよ猿之助さんで、歌舞伎座で観ることができます。
猿之助さんの世話女房は天下一!
心から楽しみにしています。
皆様も是非。
いつか中車&猿之助でも観たいけどな。
aya。
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