角力場@歌舞伎座
こんばんは。
冬将軍がふたたび猛威をふるいました。
帰り道の雨がとても冷たかったです。
ワンピースは明日は休演日です。
大阪の街を楽しむ役者さんが多いかもしれませんね。
猿之助さんはキャラクターのお誕生日に毎回ケーキでお祝い。
ケーキがお役をイメージしているようで楽しいです。
注文されているパティシエさんはどう思うのかな。
とってもセンスいいケーキたちで羨ましいです。
さて、昨日楽しみました歌舞伎座。
お弁当は銀座三越の柿安ダイニングのもの。
700円くらいだったかと。。お安くないですか?
ここのお弁当はボリュームもありお野菜も多く、好きです。
夜の部最初は「双蝶々曲輪日記(ふたつちょうちょうくるわにっき)」
の一幕、角力場(すもうば)。
私は何度か観ています。
人気力士の濡髪長五郎と素人力士の放駒長吉が
対峙する場面が面白いです。
江戸時代、力士は花形の職業。
歌舞伎と並び、娯楽である相撲は大人気だったそうです。
幕開きは、そんな江戸の風情がたっぷり味わえて好きです。
当時、女性は観ることができなかったので、
外で様子を伺う女性や、次々に小屋に入っていく男性。
そして、行司の声。
土俵が見えなくてもすっごくワクワクします。
人の活気が伝わります。
負けなしの関取、濡髪は橋之助さん。
本当に大きい!迫力があり、いかにも強そうです。
素人力士、若い放駒は菊之助さん。
力士役もカッコイイ。血の気が多い感じが江戸の匂い。
二人の勝負は放駒の勝ち。
でもこれは、理由があり濡髪がわざと負けたのでした。
これを知った放駒は怒り狂います。
菊之助さんはよく通るお声で大迫力、でも小者っぽく可愛い(笑)
虚勢を張る場面はおかしみたっぷりで笑ってしまいました。
ご贔屓からいただいた着物や帯、
派手派手だけど品よく素敵なのは菊之助さんだから。
橋之助さんとの見得が本当に美しくて錦絵のようでした。
菊之助さんは二役を務め、
なよなよしたボンボンの与五郎も演じています。
濡髪がご贔屓で、本人を目の前にして舞い上がる姿が微笑ましい。
放駒とのギャップがたまりませんでした(笑)
早替りも鮮やか!
江戸の雰囲気や力士の風情、
この一幕は空気感も好きです。
今も昔もご贔屓熱とはすごいもの。
橋之助さんの濡髪を見るとそうなるのも納得でした。
楽しませていただきました。
有難うございます。
この後はいよいよ新雀右衛門さんの登場です。
aya。
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