寿式三番叟@歌舞伎座
こんばんは。
梅雨の晴れ間に清々しい気分でした。
歌舞伎座昼の部を観てきました。
舞踊や古典など、バラエティにとんだ演目揃いでした。
全く夜の部と違うテイストなので、
今月は特にお徳に感じます。
三谷かぶきに出演している幸四郎さん愛之助さん彌十郎さんや
お弟子さん方を観るとロシアを想う(笑)
昼の部を観ることができ、
改めて歌舞伎役者の底力を感じてきました。
四演目が並び、先の二つは舞踊です。
記憶が曖昧なのですが、おそらく私は二つともに初めて拝見します。
三番叟は何度か観ていますが、
二人の三番叟は初めてだと思う。。。。
しかも幸四郎さん松也さんの三番叟も初めて。
ものすごくショッキングでした!楽しい!
それに幸四郎さんが尊い!
とても激しい踊りで、
後半になればなるほどスピードが上がり激しさが増します。
なのに幸四郎さん松也さんは息を乱さず表情を全く変えず。
特に幸四郎さんはどんどん気迫に満ちて、
スピードが上がっていき、
神が喜び憑依してしまったかと思うほど軽やか。
前半、松也さんとの違いはさほど気にならなかったのですが、
踊りの名手である幸四郎さんがこんなふうだから、
後半はちょっと気になってしまいました。
筋肉が違うというか(笑)
お家の踊り方の違いもあるのかもしれません。
でもこれは松也さんにとっては良い経験なのだと思う。
あんな神がかった踊りを横にして踊れるのは幸せですよね。
幸四郎さんの踊りがヤバイ。
本当にそう。
だって、袂の先まで生きているかのように
幸四郎さんの’気’が行き届きピンと張っていて、
お衣装や扇まで体の一部のように見えた。
踊ることが大好きで大好きで。
激しくなればなるほどそれが伝わる。
今日は後半に松也さんが扇を飛ばしてしまいました。
後見の方が拾って渡そうと試みたけど、
踊りが激しくてとうとう渡せず。
幕切れまで扇を持たずに踊りきりました。
後見の難しさも感じたし、
この踊りの壮絶さもわかりました。
幸四郎さんも緩めることなく踊っていました。
お客さんの大半がそう感じたのか、
幕が閉まるまで、ひと際大きな拍手が送られました。
幸四郎さんが尊い。
この方があの光太夫ですか?(笑)
2006年にこの踊りを猿之助さん(当時亀治郎)と踊っているそうです。
観たかった。
ああああ。。。13年経った今だからこそ、
猿之助さんとまた踊ってほしい。
そういえば猿之助さんの三番叟を観たことがないかも。
いろんな節目で踊っていた気がしますが、
どれもご縁がありませんでした。
完治したら是非お願いしたいです。
一つ、夢が加わりました。
幕見席だとなんと500円!
幸四郎さん松也さんの「寿式三番叟」は必見です。
楽しませていただきました。
有難うございます。
また、今日は友人姉妹と同じ空間で観劇しました。
空港まで付いて行き、食事もくっついていってしまった。
面白くて大好きな二人に会えて嬉しかったです。
またご縁がありますように。
最高の一日でした。
aya。
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