夢のあと。

こんばんは。

秋田康楽館の二日目も快晴からスタート!
一座は晴れ男ばかりなのかな。

大舘から友人たちと車で康楽館に移動です。
緑が美しくてドライブが快適。

少し早いと思ったけど、
もう人が集まっていました。

風が爽やかで気持ちいい。

昨日は興奮し過ぎたので、
ラストは猿之助さんを目に焼き付けようと思っていました。

お席は昨日より花道近くの前方。
七三に立つ猿之助さんを見上げる感じです。

平場で足の置き場が狭く、
まわりの皆様と譲り合いが必須。

お互い様ですから~と
自然と会話が生まれていきました。
わちゃわちゃ楽しかったです。

猿之助さんの口上は、
昨晩楽しんだ十和田湖の花火大会のお話から。

その花火の写真は、
猿三郎さんのblogにアップされています。

花火は儚く一瞬で無くなる。
芸も同じ。

その一瞬一瞬の芸が今に継がれている。
そうして江戸時代から続く高麗屋さんの襲名に立ち会えて嬉しい。

こんな感じでわりと長めでした。

日々の出来事やご当地のことを
高麗屋さんの襲名にラストは繋げていく。
さすがです。

引窓の感想は後日に。

やはり'かさね'の猿之助さんが大好きです。
小屋で観ると格別!

花道に幸四郎さん猿之助さんが登場すると、
客席のテンションが上がります。

幸四郎さんは藁でお顔がまだ見えない。
猿之助さんが七三でたっぷりな間で振り返るとざわつきとため息。

色っぽいねぇ。。
とおばさまの声も(笑)

さらに二人並んで幸四郎さんがお顔を見せると、
声にならない声だかため息だかでざわつく。

昨日の私の感覚は間違ってない!
猿之助さんがさらに美しくなってます。

色気に隙がない(笑)
目の流し方とか、手を繋ぐ時の指先とか、
幸四郎さんへの体や顔の寄せ方とか。

なんだよぉ。。。
ドキドキが止まらない。

与右衛門が好きで好きで。

先月の三谷かぶきとは、
演じ方が別人のように思えて仕方ないのです。

どれも猿之助さん。
これだからやめられない。

怪我から復帰してから、
役の気持ちがより深く伝わるようになったと思う。

それは立役でも女形でも、
芝居でも躍りでも共通してる。

観る側の私の心も変わったかもしれない。

そして芝居小屋だからこそ、
今を生きている猿之助という役者そのものが見えた。

幸四郎さんも猿之助さんも
小屋からはみ出そうだと思いました。

助の怨霊が現れてから、
まわりのお客が、怖い怖いと連呼してた(笑)

今日は盛り上がりより、
怖がって真剣に見ている雰囲気でした。

このお二人はどこまで行くだろう。


そうそう、小屋で聞く清元もよかった。
右近さんも頑張っていましたが、
やはり延寿太夫は素敵でした。

劇場でも会館でも、
広くてもそうでなくても安定したお声。

清元の皆様が狭い場所に
ぎゅっと二列になって座っているのが大変そうでした。

今日も最高に楽しかったです。
落ち着いて観ることができてよかった(笑)

小屋も優しかったです。

この感動は一生忘れたくない。
人生がまた変わりそうなくらいの経験でした。


終演後は雨。
夢を見ていたようでした。
幸せな時を過ごすことができ感謝です。


夜の部に残る友人たちと別れて、
一人で盛岡に向かいました。

あと1日、盛岡を一人で歩こうと思います。
aya。





aya's lounge

歌舞伎に出合って 何だか人生変わりました。

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