弥次喜多。
こんばんは。
今日は納涼歌舞伎 二部三部を観てきました!
弥次喜多は二日目に観た以来です。
ものすごくテンポアップしていました。
いろんな場面や言葉がスッキリして、
あれ!?こんなに面白いシーンだった!?
と思うことがしばしばありました。
★内容に触れますのでご注意ください。
テンポアップしたと同時に、
猿之助さん幸四郎さんの早替りがめちゃめちゃ速まってました(笑)
それぞれのお芝居で早替りを観たことがありますが、
二人同時に圧倒的な早替りを観られるなんて夢のよう。
二人が段取りに余裕になってきた分、
演じ分けにも緩急がついて、一度観てるのにさらに面白い。
こうなると、早替りに慣れていないお客さんも、
ついてきているのが反応でわかります。
裏でバタバタ走る音、
吹き替えをしている役者さんがしゃべることができないのを理解して、
お客が笑う笑う。
全体通して猿之助さんのイタズラが始まっていました(笑)
戸乱武になっている幸四郎さんに、
猿之助喜多さんが本気で弥次さんを呼びに行こうとしたのは笑いました。
幸四郎さんが制するのを、
茶目っ気たっぷりにどうにか突破しようとし、
「想定外」と言わせてました(笑)
トロロのシーンでは、
猿之助さんがどさくさに紛れて、
どなたかを執拗に追いかけて着物を脱がせようとしてました(笑)
イタズラと言えば幸四郎さんも負けていません。
鶴松お蔦とのシーンが戦いに変わっていた!
お蔦が落とすミネラルウォーターを執拗に引っ張る幸四郎弥次さん。
お顔が生き生きしてる(笑)
力いっぱい引っ張るから、鶴松くんが本気で怒る。で、笑える。
幸四郎さんとの闘いは千穐楽まで続くのかな。
巳之助さんの鬘シーンもまとまっていてよかった!
時短になった分、面白い。
巳之助さん児太郎さん、コメディのセンスがあって面白いです。
コメディのセンスと言えば隼人さん新悟さんも負けてません。
以前より安定して面白い(笑)
隼人さんの’イケメン自画自賛’が板についてウケる。
あそこまで突き抜けたら本物です。
虎之介くんの突き抜け方もすごい。
前回は誰だかわからないほど。
ブラッシュアップしていて、落ち着いて笑えました。
お顔が前回と違うような。。。。。
登場してきたら幸四郎さん側の人たちが、
顔を見て素で笑って後ろを向いちゃってた(笑)
まつ毛を長く描いて、髭が濃かった。。。。
虎之介くん。。。。
安定の猿弥さん笑三郎さん笑也さん、そして弘太郎さん。
出番が少なくてもインパクト大。
中でも弘太郎さんの「男の花道」パロディは、
私的ツボです、大好き。
パロディの数はもうわけわからないくらい。
三谷かぶきネタ、W弁天に、’骨寄せの岩藤’から始まり、
猿之助さんの石切梶原には初見の時にすごくびっくり!
鈴ヶ森、女殺油地獄、一本刀土俵入、男の花道、
獨道中五十三驛、遠見の熊谷敦盛、切られ与三郎。。
幸四郎弥次さんの制札の見得なんて最高に格好いい。
7年前、ヤマトタケルでワカタケルを演じた團子くん。
今の半分くらいしか身長がなかったと思う(笑)
その時を彷彿とさせるシーンにも感動。
セリフや形にいたっては、
細かくパロディが入ってる。
私レベルでは役名が出てこない(笑)
これ観たことあるなぁと思うけど。
でも見つけた時は嬉しいものです、はい。
今日のお気に入りは、
弥次さん喜多さんがはぐれてしまい、
それぞれ道中を走る場面。
下座音楽に軽快にのる猿之助さんに惚れた(笑)
猿之助さんのリズムに自然と笑顔になる。
心の奥底からウキウキしてくる。
こんなふうに楽しくリズミカルに人生を旅したい。
いろんなものが吹っ切れる。
いろいろ面白い反面、ファンとしては。。
トロロや本水でケガをしないかハラハラもする。
今日も無事でよかったと思う。
まさに舞台は命がけ。
それにしても、
猿之助さんは大勢で転んでみたかったのでしょうか。
やりたかったのでしょうね(笑)
昨年の史上最大人数の’だんまり’も????で笑いましたが、
その第二弾と思って観ています。
楽しい時間はあっという間でした。
ラストシーンはまた泣いてしまった。
猿之助さんの言葉が沁みました。
有難うございました。
三部を待つ間にフルーツサンドでブレイク。
木挽町広場のお弁当屋さんで販売しています。
思ったよりボリューミーでした。
三部の感想はまた改めて。
aya。
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