春秋座の風。
こんばんは。
私の家に春秋座の風が届きました。
チーム申の公演を観に行った大阪のお友達が送ってくださいました!
お友達、と言っても先輩猿之助さんファンの方です。
いつも劇場で偶然お会いしていましたが、
ワンピース大阪公演の時に初めてお食事をご一緒していただきました。
募金をする度いただいたという「瓜生通信」をお裾分けです。
いやいやいや嬉しすぎました。
有難うございました。
京都造形芸術大学内にある「春秋座」
2001年、先代猿之助が設計監修してオープンしました。
そして、2012年に当代猿之助さんが芸術監督として役割を引き継ぎました。
私はまだご縁がなく、訪れたことがありません。
春秋座で行う公演はたいてい東京でも上演されます。
京都駅から遠いこともあり本公演でないイレギュラーなものは、
二の足を踏んでしまう。
でもいつか行ってみたい劇場です。
亀治郎時代に10回行った自主公演「亀治郎の会」の第一回が春秋座でした。
私は第六回から拝見していて、すでに大規模な公演になっていました。
最初は学生さんたちと手作りで行ったという話は本人がよくお話をなさいます。
その時の学生メンバー、杉原邦生さんはワンピースで猿之助さんのアシスタントでした。
現在、演出家として活躍中です。
「瓜生通信」では、杉原さんを含め当時の学生さんとの座談会の様子があります。
その中心に座る猿之助さんの嬉しそうなお顔(笑)
10回やる!と公言して本当に実現させちゃった猿之助さん。
第一回の春秋座の全体写真は有名です。
舞台奥からカメラマンが客席に向かって、
役者さんとお客全員を入れて撮影。
あの写真をラストにも撮りたいという猿之助さんの希望で、
ファイナルの国立大劇場千穐楽でも撮影しました。
私も米粒くらいですが(笑)入っているので嬉しかったです。
その後、写真家の長塚氏が破格で販売してくださり、
今は額に入れて家宝となっています(笑)
尾上右近さんがその写真に憧れて、
ご自身の「研の會」でも同じように撮影なさっていました。
それにも参加できたので、いつか販売してほしい(笑)
右近さんのために奔走する猿之助さんの姿を想います。
自分の経験を惜しまず後輩たちに伝え、引き上げることにも全力。
瓜生通信をさらっと読んだだけですが、
「亀治郎の会」を通じて得たものが「今」
これは響きました。
空席が目立つ時もありました。
座っていて心がいたたまれなかった。
私が知る限りでも、そんなことがつい最近まであったのです。
先代のもとを離れて独り進んできた時代を想います。
ほんの一片しか知りませんので想像ですが。
今の猿之助さんは全て経験に基づきながら、
新しいこと、人がしていないこと、楽しい方へ。
そして、常に後輩にバトンを渡しながら。
蜷川さんの言葉を想い出します。
自分がしてもらったことは後輩に返していかなければ。
そうしてバトンを繋いでいく。
そんなようなことをおっしゃっていました。
浅草歌舞伎で猿之助さんは劇中に本物のバトンを巳之助さんに渡しました(笑)
天下茶屋でした。
今想うと、それは蜷川さんの言っていたことと同じなのは偶然?
巳之助さんはそのバトンを翌年か翌々年の鏡開きで持っていましたよね。
「瓜生通信」を読んでいたら、
そんなことが次々に頭に浮かんできました。
懐かしい風を運んでくれました。
明日は熊本、八千代座千穐楽!
猿之助さん、物販も募金も公演も頑張ってください(笑)
地元のためにたくさんのお土産を売っちゃってください。
座談会メンバーの茂山良暢さんのFBに猿之助さんの春秋座の花子の写真があります。
FBをなさっていない方は見ることできないかもしれません。
よろしければこちらです。
aya。
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