より深まる。
こんばんは。
なんと、三部で宙乗りできなかった情報が!
花道を六方で引っ込んだそうですが、
猿之助さんに事故なくお怪我なくよかったです。
金丸座で途中でストップして、客席に飛びこんだこともありました。
今日の猿之助さんはとても冷静だったそうです。
安全が確保されない限り、六方で十分です。
毎日、宙乗りできていることが奇跡。
猿之助さんに感謝をして楽しみたいです。
今日のお休みも歌舞伎座に行ってきました。
第一部と第二部を観ました。
偶然、accoさんと同じ観劇日で二部まで一緒。
お席も近くて幕間は楽しくおしゃべりでき感謝です。
大阪からいらしたかりなさんにもお会いし、
博多以来の再会をしました。
歌舞伎座、博多座は中日を迎えました。
今日は、私が拝見した数日のうち、
劇場内の雰囲気が一番よかったように感じました。
三階から見る客席の風景はお席がほとんど埋まっていました。
見えない一階席後方、二階席は空席があったかもしれません。
でも今までの一部二部は三階から空席が見えました。
それがほぼ埋まっているのは、
評判が良く、徐々にお席が埋まってきているということです。
お芝居は初日あたりとだいぶ変わっています。
一部はリズムができていました。
染五郎さんの出がとても素敵でした。
銀平がさらに大きな人物になっています。
知盛の時もよりスケールが大きくなりオーラがありました。
言葉が一つ一つ、私の心に響きます。
「生き変わり、死に変わり。。」が好きですが、
今日が一番ゾッとしてよかった。
この方は知盛にすごく心を寄せているというか、
知盛が好きなのだなぁ、とも思わせます。
猿之助さんのお柳はより自然になり、世話女房の風情が素敵。
艶やかで若いのは変わりません。
猿之助さんは中日あたりになると演技や言葉の緩急が、
いつも一度なだらかになるような気がします。
セリフの言い回しがいつも変わる。
そして、力が抜けて、どんどんお役に同化していくよう。
今、すごくナチュラル。すごく魅力的。
典侍の局には乳母としての覚悟と愛情が深まっていました。
体がとても集中していて運命への緊張感が伝わりました。
ラストの安徳帝を見るお顔が切なくて優しくて。
客席もどんどん惹きこまれていて、
知盛が碇を持ち上げてから、縄が海に吸い込まれ、
ダイブし終わるまで拍手が止まらなかった。
私は知盛の心意気にすごく心打たれました。
タケル君は元々安定していた言葉が、ますます安定。
感情がこもっているように聞こえるのは贔屓目でしょうか。
右近さん亀鶴さんの’魚尽くし’がパワーアップしてる!!
今回が一番笑ってしまった不思議(笑)
すごく良いチームワークで、動きや言葉が深まっています。
客席にもバンバン’気’が伝わります。
皆さんに余裕が出てきているのがわかりました。
これだから歌舞伎は面白い。
お芝居が千穐楽に向けて進化します。
二部もますます面白くなっていたお話はまた次回。
はぁ。。それにしても宙乗りができなかったなんてびっくり。
明日からも安全に翔べますように。
もう祈るしかありません。
これからも翔び続ける猿之助さんを応援します。
aya。
5コメント
2016.06.15 02:51
2016.06.14 21:41
2016.06.14 14:09