新風。
歌舞伎座「六月大歌舞伎」
千穐楽おめでとうございます!
猿之助さんが久しぶりにどっぷり古典に浸る25日間。
本日がラストです。
たくさん楽しませていただき感謝です。
歌舞伎座初の宙乗りは、
惜しいことに1回だけ翔ぶことができませんでした。
猿之助さんご本人が一番悔しい想いをなさったかもしれません。
私は、当たり前に想っていたことに気づかされました。
生かされていることが奇跡なことと同じ。
毎日、無事に翔べていることも実は奇跡なのだと。
役者さんは命がけだと頭でわかっていても、
今回身に沁みてわかりました。
猿之助さんはそれでも翔び続けるのです。
お柳と典侍の局、お里、狐忠信
どのお役も素敵で、今の猿之助さんを象徴しているかのよう。
女形もなさる猿之助として世の印象に残ったのではないでしょうか。
猿之助さんの演技には自然と’笑い’が起きます。
笑わせているのではなく、役を楽しく面白く見せてくださる。
真面目な部分で笑いが起きたのも、
もしかしたら猿之助さんがお客の心理を操っているのかも(笑)
やりかねない(笑)
そうして興味を持ってもらうのもいいのかもしれない。
猿之助さんは三役をどう思って歌舞伎座で演じていたのでしょう。
興味あるなあ。。
でも、何も考えてない!って言われそう(笑)
染五郎さんがお相手の時は女形と言ってきたのに、
まさかの逆も面白かったです。
三か月連続出演の最初の月は女形&お家芸。
もっともっと古典も観たくなりました。
来月の海老蔵さんとは立役で対決です。
そして、宙乗り以外は、おそらくケレンは封印。
お芝居力と舞で終始魅せてくださるはず。
また違った猿之助さんに会えます。
そしていつか。。
先代がなさっていたように、
知盛、権太、忠信の三役を歌舞伎座で昼夜演じる姿を観たい。
きっと叶う。
猿之助さんを知ると夢が増えていく。
幸せです。
今月は歌舞伎座に新しい風が吹きました。
毎月行く劇場の空気感が違いました。
千穐楽が盛り上がりますように。
猿之助さんをはじめ、役者の皆様、スタッフの皆様、
有難うございました。
aya。
4コメント
2016.06.28 08:41
2016.06.28 03:51
2016.06.26 13:43