権三と出会い。
こんばんは。
台風が過ぎたら猛暑がやってきました。
今日は友人のまるまろんさんにお会いしました。
関西から納涼歌舞伎ご見物です。
阿弖流為以来の再会となり嬉しかったです。
ランチしよう♪ということで、
入ったことがない「イマカツ」へ。
歌舞伎座隣のささみカツのお店です。
写真の量で1100円です。
キャベツもてんこ盛りついてきます(笑)
女性ならこの量で大丈夫だと思います。
いろいろな定食があり、もっとボリューミーなものもあります。
すごく柔らかくて、衣が脂っぽくなくて美味。
ただ常に満席状態で、空調があまり効いてないような(笑)
それでも美味しくて二人で大満足でした!
その後は移動して、珈琲タイム。
まるちゃんはニコニコと聞き上手。褒め上手。
blogでは3年くらいのお友達。
優しい文章は、人柄通りで、
博多のずんこさんに続き、可愛い妹みたいに勝手に思う(笑)
二部開演までお付き合いいただき楽しかったです。感謝。
お土産も有難う。
さて、昨日のblogで弥次喜多のBGMのところでは拍手、
そして、お芝居の乗って参加して楽しもうという話をしました。
おもだか屋の澤路さんも、是非舞台との一体感を!
笑野さんは、ダンスシーンは是非手拍子を!
と今日おっしゃっていました。
獅童さんのテンションに負けないくらい、
客席もテンション上げていきましょう♪
何だかもう、どれだけ面白いことをしてやろうか。。
みたいな雰囲気になってます(笑)
でも、笑えるのは二部だけではありません!
第一部の「権三と助十」も染五郎&獅童ワールドでした。
私は2011年に新橋演舞場で、
三津五郎さんの権三、松緑さんの助十で観ていました。
江戸の長屋の年に一度のビッグイベント「井戸替え」
そこに以前長屋に住んでいた小間物屋彦兵衛の息子の彦三郎がやってきます。
人殺しの罪でとらえられ、牢死した父の無実を晴らしたい。
実は、権三と助十は別人が人殺しをしたのを目撃していました。
証言をしなかったことに罪を感じ、大家さんとともにひと肌脱ごうとします。
権三は染五郎さん、助十は獅童さん。
二人は駕籠かきで、寄ると触るとケンカばかり。
仲がいいんだか、悪いんだか。
べらんめえ口調がスッキリカッコイイ。
私も江戸っ子下町育ち。
父の世代は、普通に話していてもケンカしているみたい(笑)
江戸気質を知らない人はいつも怖がっていました。
夏の暑い時期の話とあり、二人とも露出度満点!
歌舞伎役者の肉体美をこれでもかと魅せてくださいます(笑)
あ、これは権三の弟役の巳之助さんもそう。
染五郎さんは、ここでも少しおとぼけお調子者キャラ。
獅童さんは、怒られても懲りないやんちゃキャラ。
でも二人ともとことん真っ直ぐ。
とにかくやり取りが面白い。
何だか勘三郎さんと三津五郎さんを想い出しました。
お二人もこんなふうでした。
それに加えて、巳之助さんがさらに血の気の多い弟ぶり。
兄想いで、暴れん坊な感じはぴったりでした。
助十の女房は七之助さん。
下町の少しスレた感じはもうお手の物ですね(笑)
昨年の玉三郎さんと似ていてびっくりしました。
この4人の’間’が可笑しくて笑っちゃう。
本当に息が合ってます。
獅童さんが面白くて、いろんなことを思いっきりやり過ぎて、
染五郎さん七之助さんが笑ってしまったり。
染五郎さんが本当に痛い想いをしたり(笑)
このドタバタ加減が気持ちいい。
そこに大家さんの彌十郎さんが加わり面白くないわけがない(笑)
久しぶりの彌十郎さんの大家。
その演技は懐かしくて、勘三郎さん三津五郎さんが浮かびます。
新制権三だけど、彌十郎さんがいると何だか懐かしいのです。
猿回しの宗之助さんが上手い!
いろいろ上手い(笑)
お猿の足ブラブラが妙に気になりますが。。
亀蔵さんもすごい。
怖いけど笑えるってこの方しかありえない(笑)
壱太郎さんも上方風情が場違いでいい(笑)
江戸っ子はどうもああいうのがまどろっこしいのです。
そして、井戸替えシーンが笑えます。
ここ、おもだか屋の皆様多数。
そこに普通に染巳七がいるところが面白い。
当たり前ですが、一人一人演技していて楽しいのです!
あぁもう加わりたい(笑)
ラストはちょっとハラハラして、幕切れまで一気に進みます。
すっごくスッキリ爽やかな余韻です。
納涼にぴったりの江戸の風情が楽しめる夏芝居でした。
権三を観てから二部を観ると倍面白いかも。
主役の二人のテンションがうなぎ上りなのです。
楽しませていただきました。
有難うございました。
今週は観劇盛りだくさん!
お芝居で暑さ吹き飛ばします。
aya。
4コメント
2016.08.18 10:43
2016.08.18 05:50
2016.08.17 22:47