秀山祭 元禄花見踊。

こんばんは。


十六夜の月も綺麗でした。

深夜の帰宅が続いています。

空を見上げて月があるだけで癒されます。

今日も無事に終われそう。。。


月を見ると猿之助さんを想います。

柔らかい光は、何となく猿之助さんの放つ光と似ています。

数々の舞台でも月が輝いていました。

次に拝見できる時はどんな光で心を包んでくださるでしょうか。



さて、月も良いですが、

柔らかな花の香りも素敵です。


歌舞伎座 夜の部キリの「元禄花見踊」

長唄舞踊です。

ひな段には、鳥羽屋里長さんや傳左衛門さん、

笛は傳十郎さん。。等々、すごく豪華です。

長唄がとても聞きごたえありました。


玉三郎さんがもう人間とは思えません。

一人でセリ上がってきた時、お客が高揚したのがわかります。

皆、魔法にかかってしまう。


桜の精か、それこそ神様か。。みたいな。

息していないようにも見えるし(笑)

でもとても生命力に溢れている感じ。


その後、大勢の若手が登場して群舞になります。

両花道を使った群舞は珍しくて面白かったです。


しかも豪華メンバー!

まず目がいったのが隼人さん。

ますますカッコイイし、今までよりも華がある。


亀寿さんも見ちゃいますよね(笑)

その前は「らくだ」で死人ですから。

麗しさに感動しました。


亀三郎さんとご兄弟で玉三郎さんを挟んで踊る様子は貴重です。

何だか嬉しかったです。


女形では児太郎さんに釘づけになりました。

さらに美しくなり、体形のバランスが好み(笑)

存在感ありました。


華を感じたのは米吉さん。

明るくて可愛らしさと色気のミックスされた感じが好きです。


そして、気になったのが玉朗さん。

玉三郎さんのお弟子さんで、

昨年の「牡丹燈籠」で大抜擢されお露役でした。

楚々として、古風で、しっかり存在感ありました。


梅枝さんは貫禄があったし、

吉之丞さんもすらっと素敵でした。


歌昇さん萬太郎さんも良い男。

種之助さんの女形は可愛らしい。


どこを見てよいのやら。

嬉しい悲鳴でした。


元禄のお衣装がそれぞれ華やかで豪華。

一人一人をオペラグラスで見てしまった(笑)


特に玉三郎さんは短い時間の中で三着をお召になります。

自然な感じの引き抜きもいいですね。


個人的には、ラストの黒地のお着物が好きでした。

ほんの少ししかそのお衣装でいないところが心憎い。

玉三郎さんの演出は流れるようで優雅。


お花見を一緒に堪能したよう。

晴れやかな打出しでした。


夜の部の構成が好きでした!

「吉野川」でじっくり始まり、「らくだ」で笑う。

そして「元禄花見踊」で目を耳を心をさらに軽やかにしてくれる。


楽しませていただきました。

有難うございました。



aya。

aya's lounge

歌舞伎に出合って 何だか人生変わりました。

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